録は無理、記憶に残る
外交を作りたい」茂木外相

茂木外務大臣は、新旧大臣らの交代式で、河野・前大臣が延べ123の国と地域を訪問したことをめぐり、「野球で言うと王選手のホームラン記録だ」と述べたうえで、みずからは、記録より、記憶に残る外交を作りたいと、ユーモアを交えて意気込みを示しました。

外務省では、17日午後、茂木外務大臣と防衛大臣に就任した河野・前大臣らの交代式が行われました。

この中で、河野・前大臣は、外務大臣の効率的な海外出張のため、来年度予算案の概算要求で、チャーター機の費用が増額されて盛り込まれたことに触れ、「しっかり使ってもらい、茂木大臣は、朝が弱いから、これまで以上に日程管理には気をつけてほしい」とユーモアを交えて、あいさつしました。

これに対し、茂木大臣は、河野・前大臣が在任2年1か月で、延べ123の国と地域を訪問したことをめぐり、「世界地図を塗りつぶすような外交を展開してきた。野球で言うと王貞治選手のホームラン記録で、とても乗り越えることは無理だ。はなから記録には挑戦せず、記録は記録として、私は、記憶に残る外交を作っていきたい」と述べ河野・前大臣と同様にユーモアを交えて、意気込みを示しました。