相起用の河井氏
「職責果たし期待に応える」

法務大臣として初入閣する河井克行氏は、午後1時20分ごろ、議員会館の事務所で、総理大臣官邸への呼び込みの電話を受けると緊張した面持ちで「どうもお世話になります。ありがとうございます」と答えていました。

そして、地元・広島の自身の事務所に電話をかけて、集まっている支援者らに「みなさん本当にありがとうございます」と報告していました。

その後、記者団に対し、「国の重責の一端を担わせていただくということで、緊張感を持ちながら与えられた職責を果たし、期待に応えたいと思います」と述べました。

そして、先の参議院選挙で妻の案里氏が初当選したこともふまえて、「妻を初当選させていただいたことは地元の有権者の方々に心から感謝している。その上で、今回は法務大臣ということで、国の制度の根幹をなす、社会の正義を実現していくという大変重要な役割なので、まさに身が引き締まる思いだ」と決意を新たにしていました。

初閣議後会見「外国人材受け入れは積極的に推進」

河井法務大臣は、初閣議のあとの記者会見で、外国人材の受け入れを拡大する新たな制度について、「日本の経済社会の活性化、国際化を図る観点から、外国人労働者の受け入れはこれからも積極的に推進していくべきだ」と述べました。

また、河井大臣は、民法の成人年齢の18歳への引き下げに合わせて、少年法の保護の対象年齢も引き下げるべきかどうかについて「少年の上限年齢の検討は、若い人たちが成長過程にある中で、どのように改善や更生、再犯防止を図るかという問題に関わる。現在審議している法制審議会での議論をしっかりと見守りたい」と述べました。