高官「韓国の優遇措置
除外に懸念」メディアに

政府が輸出管理の優遇対象国から韓国を除外する措置を取ろうとしていることについて、アメリカ政府高官は一部のメディアに対し、両国経済への打撃だけにとどまらないおそれがあるとしてアメリカ政府として懸念を抱いていると明らかにしました。

アメリカ政府高官は1日、一部のメディアに対し、日本政府が韓国を輸出管理の優遇対象国から除外する措置に踏み切ることについてアメリカ政府として懸念を抱いていると明らかにしました。

このなかでこの高官は両国経済への打撃だけにとどまらないおそれがあると指摘したということです。また対話の時間を確保するため日韓両政府に新たな措置を停止する合意を検討するよう求めたとしています。

一方でこの高官は韓国が国内の反日感情をあおろうとしていると懸念を示したということです。

ポンペイオ国務長官は1日、訪問先のタイの首都バンコクで河野外務大臣とことばを交わしたあと、記者会見で「緊張緩和のため、両国が一緒になって方法を見つけてくれることを望んでいる」と述べ、日韓関係の改善に期待を示していました。

バンコクでは2日、日米韓3か国の外相会談が行われることになっていて、ポンペイオ長官がどのような働きかけをするのか注目されます。