日韓関係の悪化が、両国の民間の交流行事などにも影響していることについて、河野外務大臣は難しい問題に直面している時期だけに、両国にとって、民間レベルの交流の継続が重要になるという認識を示しました。

太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題や、政府が韓国に対して行った輸出管理の強化などによって、日韓関係が悪化する中、姉妹都市どうしの高校生の交流行事が中止になるなど、民間交流にも影響が出ています。

河野外務大臣は記者会見で、「政府間では難しい問題に直面しているが、こういう時期だからこそ、国民の交流がしっかり続けられることが、非常に重要だ」と述べました。

また、河野大臣は「徴用」をめぐる問題について、「韓国側が国際法に違反している状態に変わりはない」と述べ、改めて韓国側に速やかな是正措置を求めました。