権者の関心高まらず”
「亥年」投票率に懸念の声

21日に投票が迫った参議院選挙について、各党からは有権者の関心が高まっていないとして投票率の低下を懸念する声があがっています。12年に1度、統一地方選挙と重なる「亥年」の選挙は、低くなる傾向にあり、投票率の行方も焦点となります。

参議院選挙の選挙区の投票率は、前回・3年前の選挙が54.70%、前々回・6年前が、52.61%と、50%台前半が続いています。

今回の選挙戦では、各党からは「終盤を迎えたが、有権者の関心が高まっていない」として、前回・3年前より投票率が下がるのではないかという懸念が出ています。

NHKの直近の世論調査でも、今回の参議院選挙に「非常に関心がある」と答えた人は22%と、これまでの国政選挙に比べ、低い水準にとどまっています。

また、12年に1度、統一地方選挙と重なる「亥年」の参議院選挙は、運動員の選挙疲れなどの影響で、投票率が低くなる傾向があります。

投票率の行方は、選挙結果に大きな影響を与えることも予想されるため、選挙戦の焦点の1つになっています。