日ブラジル首脳会談
ベネズエラへ要求を

安倍総理大臣は、ブラジルのボルソナロ大統領と会談し、混乱が続く南米ベネズエラの情勢をめぐり、早期に大統領選挙のやり直しを求めていくことで一致しました。

ベネズエラでは、反米左派のマドゥーロ大統領が中国やロシアの支持を、暫定大統領の就任を宣言したグアイド国会議長が欧米の支持をそれぞれ受けて対立し、混乱が続いていて、300万人を超える難民や移民がブラジルなど周辺国に避難しています。

安倍総理大臣は、ブラジルのボルソナロ大統領と大阪で会談し、大統領選挙の正統性には疑念があるとして、反政府側のグアイド氏を支持するとともに、早期に選挙をやり直すよう求めていくことで一致しました。

また、安倍総理大臣は、難民・移民の医療環境の向上などのため、ブラジルに対し、最大で4億円余りの無償資金協力を行う方針を伝えました。

一方、会談で安倍総理大臣は、ボルソナロ大統領が進めている経済自由化政策を高く評価し、自由貿易の推進に向けて連携していくことを確認しました。