ラジル大統領 日本に
アマゾンの共同開発を提案へ

ブラジルのボルソナロ大統領は、今月28日から始まるG20大阪サミットに合わせて行われる予定の安倍総理大臣との首脳会談で、アマゾン地域の共同開発を提案する考えを示しました。

ボルソナロ大統領は25日、日本に向けて出発するのを前にフェイスブックなどに投稿し、G20大阪サミットへの抱負を語りました。

この中で、ボルソナロ大統領は「日本の首相と個別の会談を持つ予定だ。アマゾン地域の生物の多様性を活用するための協定について話し合いたい」と述べ、日本に対し、アマゾン地域の共同開発を提案する考えを示しました。

ボルソナロ大統領はこれまでも経済発展を重視し、アマゾン地域の開発を積極的に進めていく方針を示しています。

南アメリカ大陸に広がるアマゾンの熱帯雨林の面積は550万平方キロメートルと世界最大で、今回のG20大阪サミットで話し合われる見通しの地球温暖化の抑制に大きな役割を果たしています。

ボルソナロ大統領の方針をめぐっては、環境破壊につながるとして国の内外から批判の声も上がっていますが、ボルソナロ大統領はアメリカのトランプ大統領にも共同開発を呼びかけるなどアマゾン地域の開発を推進する構えで、具体的にどのように開発を進めていくのかが注目されます。