本が米中の間を
取り持って」世耕経産相

今週末、日本で開かれるG20=主要20か国の貿易を担当する閣僚による会合。世耕経済産業大臣は、日本が、対立するアメリカと中国の間に入ることで議論をまとめたいという考えを示しました。

日本が議長国を務めるG20の貿易・デジタル経済を担当する閣僚による会合は、今月8日から2日間、茨城県つくば市で開かれます。

しかし、貿易をめぐりアメリカと中国の対立が深まっており、議論の取りまとめができるかが課題となっています。

世耕経済産業大臣は4日の閣議のあとの会見で、「アメリカと中国が貿易問題でぶつかり合う中、ことしのG20は例年以上に厳しい環境であり、大変難しいかじ取りが求められる」と述べ、現状について厳しい認識を示しました。

そのうえで、世耕大臣は「米中と日本は、それぞれコミュニケーションのパイプを持っている。日本が間に入る形で、米中の間も取り持ちながら議論の取りまとめを行いたい」と述べました。