のファーウェイ取り引き
禁止「状況注視へ」河野外相

アメリカ政府が中国の通信機器大手、ファーウェイとの取り引きを禁じると発表したことについて、河野外務大臣は、次世代通信規格「5G」のセキュリティーは非常に重要だとしたうえで、アメリカの状況を注視していく考えを示しました。

アメリカ商務省は、5Gの整備で世界的に存在感を高める、中国のファーウェイについて、安全保障や外交政策上の利益に反する活動をしているとして、アメリカの企業が政府の許可なく取り引きすることを禁じると発表しました。

これについて、河野外務大臣は記者会見で「5Gは、IoTや自動運転といった社会を大きく変える技術のいわば基盤であり、システムのセキュリティーは非常に重要だ。セキュリティーを守るためにどういうことが必要なのかということを日本としてもしっかりと見極めながら、アメリカの実際の運用を注視していきたい」と述べました。

また米中の貿易摩擦をめぐって河野大臣は「中国については、さまざまな貿易上の問題点が指摘されており、是正すべきところは是正してほしい。米中両国は国際経済の発展のため、お互いルールにのっとった米中協議というものを進めてほしい」と述べました。