判員制度10年「概ね
順調に運営 国民に定着」

裁判員制度が始まって21日で10年になります。

山下法務大臣は、記者会見で「おおむね順調に運営され、国民に定着してきている」としたうえで、引き続き審理の迅速化などに向け努力する考えを示しました。

刑事事件の裁判に国民が参加する裁判員制度は、平成21年に始まり、21日で10年になります。

山下法務大臣は、記者会見で「裁判員制度には、国民の感覚が裁判の内容に反映され、司法に対する信頼や支持が深まるという重要な意義がある。これまでおおむね順調に運営され、国民に定着してきている」と述べました。

そして、山下大臣は、裁判官、検察官、弁護士の3者が裁判の前に争点を整理することで法廷での審理は、より短い期間に集中して行われるようになったことなどを指摘したうえで「司法制度の基盤として、重要な役割を果たすことができるよう、引き続き努めていきたい」と述べ、引き続き審理の迅速化などに向け、努力する考えを示しました。