国 温泉探査の日本人に
実刑判決で「支援行う」

中国で拘束された日本人男性に対し、懲役15年の実刑判決が言い渡されたことについて、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「司法プロセスは継続中なのでコメントは差し控えたい」としたうえで、邦人保護の観点から支援を行っていく考えを示しました。

中国で温泉探査などを行い、当局に拘束された50代の日本人男性に対して、中国の裁判所は20日「国家の機密を違法に入手した」として、懲役15年の実刑判決を言い渡しました。

これについて菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「詳細は確認中だが、現在、司法プロセスはまだ継続中なのでコメントは差し控えたい。政府としては今後とも邦人保護の観点からできるかぎりの支援を行っていきたい」と述べました。

中国では、反スパイ法が施行された翌年の2015年から日本人がスパイ行為に関わったなどとして拘束されるケースが相次ぎ、これまでに7人に実刑判決が言い渡されていて、今回の懲役15年は最も重い判決となっています。