じ引きで落選候補の
異議棄却 相模原

先月、行われた相模原市議会議員選挙で、最後の議席をめぐって得票数が同数で並び、くじ引きで落選した候補の異議の申し立てについて、市の選挙管理委員会は15日、申し立てを退ける決定を出しました。

先月7日に投票が行われた相模原市議会議員選挙の中央区選挙区では、最後の議席をめぐって新人2人の得票数が同数で並び、公職選挙法の規定によってくじ引きで当落が決まりました。

この結果を受けて落選した松浦千鶴子氏は、無効票と判断された票の中に自分の有効票があった可能性があるとして市の選挙管理委員会に異議の申し立てを行いました。

これについて選挙管理委員会は、無効票の中には「まつうらちかこ」などと松浦氏と一文字違いの名前が書かれた票があったものの、別の候補の名前とも似ていて松浦氏に投票されたことが明白だとは認められないとして15日、申し立てを退ける決定を出しました。

この決定について松浦氏は「主張が認められなかったことは納得できず残念だ。今後、県に対して審査を申し立てることも検討する」と話しています。