政策統括官の前任者も
参考人招致を」立民

厚生労働省の統計不正問題をめぐり、立憲民主党は実態を解明するため厚生労働省の大西・前政策統括官の前任者らを参考人として招致し、衆議院予算委員会で集中審議を行うよう自民党に求めました。

厚生労働省の統計不正問題をめぐり、12日の衆議院予算委員会で参考人として出席した厚生労働省の大西・前政策統括官は前任者から不正について特段の引き継ぎはなかったなどと説明しました。

これに関連して、自民党の森山国会対策委員長と立憲民主党の辻元国会対策委員長が国会内で会談し、辻元氏は実態を解明するため大西氏の前任者らを参考人として招致し、衆議院予算委員会で集中審議を行うよう求めました。

これに対し森山氏は持ち帰って検討する考えを示しました。

会談のあと辻元氏は記者団に対し「来週18日に集中審議という話が出ているが、このままでは議論が深まらないのではないか。これまで求めてきた資料の提出や新たに話を聞く参考人に来てもらうことが必要だ」と述べました。

自民「できるだけ対応」
自民党の森山国会対策委員長は記者団に対し、「大西 前政策統括官の前任者は今は民間人になっているようなので、本人の意向を確認するなど調整したい。統計不正問題は与野党問わず、国民の理解を得る努力をしなければならず、参考人の招致や関係資料の提出にはできるだけ対応したい」と述べました。