肉の輸入 相互解禁へ
日本とウルグアイ
 

アルゼンチンで開かれていたG20サミットを終えた安倍総理大臣は、次の訪問国、南米のウルグアイに到着し、バスケス大統領との首脳会談のあと共同記者発表に臨み、ウルグアイ産牛肉と日本産和牛の輸入を相互に解禁することで合意したことを明らかにしました。

アルゼンチンで開かれていたG20サミットを終えた安倍総理大臣は、日本時間の2日、午後9時すぎアルゼンチンの隣国、ウルグアイに到着し、日系人や在留邦人と懇談したあと、独立広場で献花を行いました。

続いて安倍総理大臣は、バスケス大統領との首脳会談に臨んだあと、3日午前0時すぎから、共同の記者発表に臨みました。

この中でバスケス大統領は「日本の総理大臣が初めてウルグアイを訪れたことを心より歓迎したい。日本とウルグアイは緊密な関係にあり、一緒に多くのことを達成していきたい」と述べました。

これに対し安倍総理大臣は「日本とウルグアイは、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を共有する重要なパートナーだ」と述べました。

そして安倍総理大臣は、ウルグアイ産牛肉と日本産和牛の輸入を相互に解禁することで合意したほか、朝鮮半島の非核化に向け、国連安保理決議の完全な履行が必要だという認識で一致したことなどを明らかにしました。

日本政府は、ウルグアイで口てい疫が発生したことを受けて、2000年10月から牛肉の輸入を禁止する措置をとっていました。