質な社会保険料の滞納
在留認めないこと検討」法相

外国人材の受け入れ拡大をめぐって、山下法務大臣は衆議院法務委員会で、新たな制度で受け入れる外国人の社会保険料の滞納が悪質な場合には、在留を認めない方向で検討していることを明らかにしました。

衆議院法務委員会で、山下法務大臣は所信を述べ、外国人材の受け入れを拡大するための出入国管理法の改正案について、「成立すれば、中小・小規模事業者をはじめとした人手不足の深刻化に対応するため、即戦力の外国人材の受け入れが可能になる」と法案成立の意義を強調しました。

また、山下大臣は「外国人に対し、社会保険の適正な運用を確保することが重要だ。悪質な社会保険料の滞納者に対しては、在留を認めないことを検討している」と述べ、新たな制度で受け入れる外国人の社会保険料の滞納が悪質な場合には、在留を認めない方向で検討していることを明らかにしました。

そして、厚生労働省をはじめ、関係省庁と具体的な仕組みを検討していく考えを示しました。

このあと、山下大臣は記者会見で、国会での法案審議について、「必要性や重要性をしっかりと伝えられるよう、わかりやすく、丁寧に説明していきたい」と述べました。