設相や静岡県知事を歴任
齊藤滋与史氏100歳で死去

建設大臣や静岡県の知事などを務めた齊藤滋与史氏が、9日、心不全のため静岡県の富士市内の病院で亡くなりました。100歳でした。

齊藤氏は、今の静岡県富士市の出身で、早稲田大学を卒業後、初代の富士市長などを経て、昭和44年から衆議院議員を6期務め、昭和55年には当時の鈴木内閣で建設大臣に就任しました。

その後、昭和61年に静岡県の知事に就任し、2期7年の在任中、静岡空港や新東名高速道路といった社会資本の整備や「健康県づくり」などの施策にも取り組みました。

齊藤氏の死去について、静岡県の川勝知事は「県政史上、大きな功績を残され、現在、齊藤元知事がまいた種の多くが実を結び、県民がその成果を享受しております。心より哀悼の意を表します」というコメントを発表しました。