宅待機の大津市職員
医療用の代用ガウンを製作

職場での密集を避けるために自宅待機となっている大津市の職員たちが、換気をよくした体育館を作業場にして、不足が続く医療用のガウンの代用品作りを始めました。

大津市では先月、市役所で新型コロナウイルスの集団感染が起きて一時的に本庁舎を閉鎖し、今月に業務を再開したあとも密集を避けるために職員を2班に分け、一方を自宅待機としています。

医療現場の役に立とうと、自宅待機をしている職員たちが13日から、不足が続く医療用ガウンの代用品作りを始めました。

換気をよくした体育館が作業場になり、13日はおよそ30人が型紙やはさみなどを使って、ポリエチレン製の袋をガウンの形に仕上げていました。

職員たちは、今月末まで土日を除いて交代で毎日作業を行い、3000枚を作って市内の病院などに配ることにしています。

大津市新型コロナウイルス対策室の羽山宏樹主査は、「医療用ガウンが慢性的に足りてない状態が市内の病院でも起こっていて、医療機関を支援するため製作を続けたい」と話していました。