ルバイト減の学生が店に
代わり料理宅配 札幌

新型コロナウイルスの影響でアルバイトが減った学生が、飲食店に代わって料理を宅配する新しいサービスが札幌市で始まっています。

「North Dash」というこのサービスは、新型コロナウイルスの感染拡大でアルバイトが減った大学生と、宅配に力を入れたい飲食店をつなぎ合わせる取り組みとして今月始まりました。

利用者がスマートフォンで飲食店に注文を入れると、配達員の大学生らが店に出向き、自転車に乗って料理を指定先まで届ける仕組みです。

配達料は1回につき最大500円で、宅配できるのは札幌市中央区の大通公園を中心に半径およそ2キロの範囲となっています。

現在は10の飲食店が参加していますが、今後はさらに店を増やすとともに、配達するエリアも広げる予定だということです。

カレー専門店を経営する原井晃裕さんは「1人で店をやっていて宅配まではできないので、このようなサービスはありがたいです。なんとかして生き残りたい」と話していました。

また、配達員の大学生は「もともとのアルバイトの収入が3割から4割減っています。少なくなったバイト代を補えるのでよかったです」と話していました。