軍駐留基地にロケット弾
攻撃 イラク兵4人けが

アメリカとイランの対立の舞台となっているイラクで12日、アメリカ軍が駐留する基地に再び、ロケット弾による攻撃があり、イラクの兵士4人がけがをしました。アメリカによるイランの司令官殺害に反発する勢力の報復とみられます。

イラク国防省によりますと、12日、首都バグダッドの北にあるアメリカ軍の部隊が駐留するバラド空軍基地に8発のロケット弾による攻撃があり、イラクの兵士4人がけがをしたということです。

イラクでは、アメリカによるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害を受けてイランとつながりのある武装組織が報復を警告するなどアメリカへの反発が高まっています。

今月8日のイランによる報復攻撃のあともバグダッドのアメリカ大使館がある地区にロケット弾が撃ち込まれるなどしていて、今回の攻撃もアメリカを敵視する勢力による報復とみられます。

今後もこうした攻撃が続き、アメリカ軍などに被害が出る事態になれば、再び緊張が高まるおそれがあり、イラクを舞台にアメリカとイランの対立の火種がくすぶっています。