僚 女性合格者が初の
3割超 東大は過去最少に

中央省庁で政策の企画や立案を担う国家公務員「総合職」の今年度の合格者はおよそ1800人で、女性の割合は31.5%と初めて3割を超え、4年連続で過去最高を更新しました。

人事院によりますと、国家公務員「総合職」の今年度の採用試験の合格者は、昨年度より1人多い1798人でした。

女性は567人で、全体に占める割合は昨年度より4.3ポイント上がって31.5%となり、初めて3割を超え、4年連続で過去最高を更新しました。

人事院は「政府目標の達成に向けて、女性を対象にしたセミナーを積極的に開催するなどした結果だ」としています。

出身大学別でみると、最も多いのは東京大学で307人でしたが、昨年度より22人減り、国家公務員I種試験を含め記録の残る平成10年度以降最も少なくなりました。

続いて、
▽京都大学126人、
▽早稲田大学97人、
▽北海道大学81人、
▽東北大学と慶応大学がそれぞれ75人、などとなっています。

合格者を出した大学は130校で、多様化が進みました。

合格者は、26日から始まる各府省庁の面接などを経て来年4月に採用されます。