維新 衆院選 公明現職がいる大阪と兵庫の6選挙区に擁立へ


次の衆議院選挙への対応をめぐり、日本維新の会は、公明党の現職議員がいて、これまで擁立を見送ってきた大阪と兵庫の6つの小選挙区に党の公認候補を擁立する方針を決めました。

日本維新の会は、次の衆議院選挙で野党第一党になる目標を掲げ、全国に289ある小選挙区すべてに候補者を擁立したいとしていて、公明党の現職議員がいて、これまで擁立を見送ってきた大阪と兵庫の6つの小選挙区について対応を協議してきました。

そして25日、大阪市で党の常任役員会を開き、次の衆議院選挙では、6つの小選挙区に党の公認候補を擁立する方針を決めました。

今後、候補者の選考を進め、9月はじめをめどに決定したいとしています。

常任役員会のあと、馬場代表は記者団に対し、擁立を決めた理由について、
▽いわゆる「大阪都構想」が住民投票で否決され、公明党に協力を求める必要がなくなったことや、
▽4月の統一地方選挙で、大阪維新の会が大阪市議会で過半数の議席を確保し、維新の会単独で安定した議会運営が可能になったことなどを挙げました。

そのうえで「野党第一党を目指すには数が必要だ。次の衆議院選挙は『日本大改革』が始まるかどうかの非常に重要な選挙で、6つの選挙区も含めて1つでも多く議席をお預かりしていく。党の歴史として最大のヤマ場が来たのではないか」と述べました。