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新年度シリーズ②変わるJR新潟駅

新バスターミナルに商業施設 にぎわいの創出に期待
  • 2024年04月04日

 

新年度を迎え暮らしの変化などを伝えるシリーズの2回目。テーマはJR新潟駅です。
新潟駅の1日の乗降客はおよそ6万人。新潟の玄関口はいま大きな変化の時を迎えています。

南北の市街地一体化を目指して

JR新潟駅

3月31日に開業した新しいバスターミナルです。
駅の高架下を中心に18のバス停が設けられ、階段やエレベーターなどで改札階とつながっています。

歩道には屋根を設置。利用者が雨や雪を避けながら移動できます。これまでは住宅地が多い駅の南側とオフィスや商業施設が多い北側をバスで行き来するには駅での乗り換えなどが必要でした。

ターミナルの開業に伴い駅を縦断するバス路線が新設されたことで、人の流れが活発化することが期待されています。

利用者 前と違う、すてきになった。便利になると思う

利用者 移動が楽になりました、反対側に行くのに。これからよりいっそうの発展をしてくれるのを強く望んでいます。

新ターミナルの開業に伴い、これまで使われていた万代口のバスターミナルは役目を終え、
タクシー乗り場などとして整備されることになっています。

新潟の文化や歴史も紹介 

平成23年のJR新潟駅です。新潟駅では線路によって隔てられた南北の市街地を一体化して、
人や車の活発な流れを生み出そうと平成18年から駅の在来線を高架に移す工事が行われました。

2022年には1番線ホームが高架に移動。
空いた地上のスペースにバスターミナルを設置する工事が進められてきました。
そして2024年3月30日、開業を前に記念の式典が行われ会場はお祝いムードに包まれました。

中原市長
駅を拠点としての人の流れが大きく変わることが期待される。駅周辺の整備を着実に進めるとともに、選ばれる都市新潟市に向け、まち作りをさらに加速させていく。

新潟交通 星野佳人 代表取締役
この新潟駅バスターミナルは、新潟市内の路線バスの運行本数の約9割が発着する最大の交通結節点となる。更なる利便性の向上に向け新潟市とともに取り組みを進めていく。

ターミナルにはアニメやマンガの専門学校の生徒がデザインした新潟の文化や歴史を紹介する風よけのスクリーンも登場しました。新潟駅の万代口はさらに変化し、広場の中央部分にイベントにも使える空間が設けられる計画です。「都市の庭」をコンセプトにその姿を大きく変えようとしています。

さらに駅ビルのなかには新たな商業施設「CoCoLo新潟」の一部エリアが先行オープン。
4月25日には2階の東側エリアに県内のラーメン店や居酒屋が加わるほか、1階と2階西側エリアに衣料品店や地元の食材を中心に扱う店などがオープンする予定です。
これをきっかけに県外から多くの人が新潟市を、そして県内各地を訪れることになるか注目されます。

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