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北陸新幹線延伸!新潟でも期待の声

地域一体で活性化策を ”白馬・松本への入り口”アピール
  • 2024年03月19日

 

北陸新幹線の金沢・敦賀間が3月16日に開業しました。新潟県内でも北陸3県との周遊を促すなどして観光振興や地域の活性化につなげようという動きが出ています。期待の声を取材しました。(新潟放送局 記者 阪本周悠)

ゆるキャラも歓迎 3県との周遊に期待

3月16日に開業した北陸新幹線の金沢駅と福井県の敦賀駅を結ぶおよそ125キロの区間。
新幹線の停車駅がある上越市や糸魚川市などでは、観光振興への期待が高まっています。

糸魚川駅の新幹線ホームでは、地元をアピールするイベントが開かれました。

集まったのは地元のジオパークをアピールする「ジオまる」や「ぬーな」、
それに日本に初めてスキーの技術を伝えた人物をモデルにした「レルヒさん」など
8体のご当地キャラクターたち。

午後1時半ごろに東京方面と金沢方面からの列車がそれぞれ駅に到着すると、キャラクターたちは乗客に手を振るなどして歓迎の気持ちを表しました。

糸魚川駅の構内には、沿線の観光地を紹介するブースも。
北陸3県との周遊を促したり関西からの観光客を呼び込んだりするのが目的です。

糸魚川市商工観光課 大西課長
今後は関西圏からのお客様をターゲットとする場合、長野県の白馬や松本への玄関口としての糸魚川をPRしたい。上越エリア、北陸エリア全体で観光誘客が必要だと思っている。そのための北陸新幹線だと思っているので近隣自治体や観光協会などと手を取り合いながら今後の観光振興に努めていきたい。

地域の活性化に期待「4県でプロモーションを」

さらに、新幹線の延伸を地域の活性化につなげようという動きも出ています。

こちらは上越市の上越妙高駅近くにある複合施設です。北陸新幹線の延伸を受け3月23日から2日間、地域の飲食店や雑貨屋などが出店するイベントが開かれます。

施設を経営する北信越地域資源研究所の平原匡代表取締役です。
新潟県に新幹線の延伸による効果を波及させるには、地域が一体となり新潟県の魅力をアピールするプロモーションが必要になると考えています。

北信越地域資源研究所 平原代表取締役
(新潟県には)佐渡もありますので、北陸4県でプロモーションを一緒に組んでいけると交流人口が増えてくるのは大体みえますので、そういうお客さんたちを取り込んでいければと思います。

北陸新幹線の延伸によって、新潟県内にどのような効果が現れるのか。
これからも取材していきたいと思います。

  •  阪本周悠

    新潟放送局 記者

     阪本周悠

    2021年入局。
    主に上越地域を担当。農業や伝統文化などを取材。 

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