わたしの原点 アルビレックス新潟の活動を論文に 森田哲意アナ

スポーツアナウンサーとしての第一歩は「卒業論文」 

10年以上前にNHKのアナウンサーとして内定を受けました。 
しかし「あとは卒業するだけ！」と思うわけにはいかない心配事があったのです。 
所属していた大学の学科では卒業論文の執筆が必要で、書かないことには卒業できません。 
そんな時、当時スポーツ界で注目を集めていたのが、アルビレックス新潟の ❝地域密着活動❞でした。
アルビの取り組みを卒業論文で掘り下げていきたいと教授に相談。
決めたテーマが…

夜行バスで東京から新潟まで移動し、現地調査を行いました。
関係者に話を聞いたのはもちろん、初めてビッグスワンでのサッカー観戦、その光景は今も鮮明に覚えています。
聖籠町の練習場にも行きました。
勇気を出して声をかけてみたのは、チョヨンチョル選手
（2009年～2011年、2019年アルビ在籍）。
何を話したのかは覚えていませんが、優しい笑顔を向けてくれたのは忘れません。 
サッカーだけでなく、野球の新潟アルビレックスBCの関係者にも話を聞きました。
こちらも地域との結びつきやファンとの交流が重要であることを取材して、総合的な視点から論文を執筆することができたと思います。
スポーツアナウンサーを志し、入局前にその第一歩を踏み出させてくれた新潟には感謝しかありません。 

アナウンサーとして積み重ねた12年 

入局してからはサッカー実況を中心に業務を行ってきました。
ことし1月には皇后杯サッカー準決勝でアルビレックス新潟レディースの実況をする機会にも恵まれました。
その試合を解説してくれた川澄奈穂美選手がアルビに加入するとは…縁とは本当に不思議です。

これからスポーツを中心に皆さんに有益な情報をお伝えできればと思います。よろしくお願いします。