宮崎 綾競馬 3年ぶり開催に地元歓喜！ サラブレッドも激走！

3年ぶりの開催。待ってました！「綾競馬」

皆さん、「綾競馬」はご存知ですか？綾町で昭和57年から続いている競馬です。一昨年、去年と新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされました。中止の間も、開催を楽しみにしているという競馬ファンからの問い合わせが、県内外から多数寄せられていました。多くの人に愛されている競馬なんですね。

そして、ついに今年は開催！競馬を見るのが初めての私、神谷も張り切って取材に行ってきました。

なぜ綾で競馬が行われているか

そもそも明治時代まで、綾町は馬の生産で盛んな地域でした。当時は軍馬や農耕運搬用の馬の需要が多く、綾町ではセリ市も行われていました。しかし、戦後は軍馬も需要もなくなり、農業用機械の普及などもあって徐々に生産頭数が少なくなりました。
そこで、代わりに生産されるようになったのが競走馬でした。娯楽として行われていた草競馬が、昭和57年に、地域おこしのイベントとして現在の「綾競馬」の形になりました。
 

綾競馬の会場　綾馬事公苑

会場の馬事公苑に到着！早速、これからレースに出る馬が見えてきました！馬の毛並みやつぶらな瞳。実際に競馬場に訪れてみないと分かりませんね。

観客席の近くでは地元の特産品などが売られていたので、買ってみると・・・

中にお楽しみ券と書かれた紙が入っています。この紙に書いてある番号の馬が上位に入ると景品がもらえるんですね。

さすが、地元の方々に愛されてきた綾競馬。当日は、人がぎっしりでした！

いざレース開始！

いよいよレースが始まります。行われるのは全部で10レース。それぞれのレースで景品をゲットするチャンスがあります。私も初めての経験。どうなるのかドキドキです！

綾競馬は思っていたよりも馬との距離が近いですね。騎手の声や鞭の音、馬の足音まで、すべてがはっきり聞こえてきます。周りの方も写真を撮ったり、自分の番号の馬を応援したりと、とても楽しんでいる様子でした。

お昼には、子どもたちが騎手を務めるポニーのレースも行われました。なかなか進んでくれない馬もいて、観客から温かい声援が送られていました。

レースの結果は？

今回の注目の景品は綾町で生産されたワイン。実は綾町のワインが大好きな私。このレースは何としても当てたい！

しかし、結果は残念ながらはずれ。悔しい！

綾町で息づく馬文化

この日、綾馬事公苑では、乗馬体験もしている人も。普段から乗馬体験や引き馬体験もできるんです。馬の上から見える景色、楽しんでみてはいかがですか？