「七珍」豊かな宍道湖の環境を守るために
島根の皆さん、お久しぶりです!喜多賢治です。
7月から再び松江局に帰ってきました。
前回以上に県内各地を回って、旬の話題や地域活動、
そしてキラッと光る人の魅力をお伝えしていこうと意気込んでいます。
どうぞよろしくお願いしますね!
松江局に戻ってまず「再会したい!」と思っていたものの1つが、
このキラキラ輝くシラウオでした。
以前勤務していた時に、特集番組でリポーターを務めた、思い出の「宍道湖七珍」です。
今回、魚たちの写真は、宍道湖自然館ゴビウスに提供していただきました。
全国の水族館で唯一、通年での展示に成功しているゴビウス。
とても弱いシラウオを守るために、水槽にも、
「中央を照らしてシラウオを引き寄せ、壁にぶつからないようにする」
「中央を回る緩やかな水流を作って、回遊させる」などの工夫があるんですって!
近年、数が減っているワカサギ(アマサギ)の稚魚を育てるなど、
繁殖にも力を入れています。
多くの魚たちが暮らす宍道湖と周辺の川ですが、
社会問題になっている「外来生物」の影響を受けている現状を
「しまねっとNEWS610」でリポートしました。
「ミナミアカヒレタビラ」は、環境省のレッドリストで
「特に絶滅の恐れが高い魚」に分類されています。
ブラックバス(オオクチバス)に襲われ、食べられてしまうと聞き、ショックを受けました。
こちらは、今月松江市内の川で見つかった「タウナギ」。
外から持ち込まれた可能性が高いといいます。
アメリカザリガニの放流などを禁じる規制も、来年度から始まる見通しです。
いまはインターネットなどで、さまざまな魚や生き物を買うことが出来ますが、
宍道湖の豊かな環境を守るためにも、
最後まで責任を持って飼育することの大切さを改めて知る機会となりました。
投稿者:喜多 賢治 | 投稿時間:17:24