館林 “手作りお化け屋敷”が民家の中に!” その制作者に聞く
- 2022年09月05日
「ほっとぐんま630」でお伝えしている「菅原が行く、中谷が行く」。
今回、中谷が向かったのは、全国的にも暑い街として知られている館林市です。その館林市に、ひんやりを楽しむちょっと変わった、「手作りお化け屋敷」があります。実は私、ホラー映画が好きで、怖いものが得意なんです。簡単には驚いたりしない中谷が、そのお化け屋敷に行ってきました!
(前橋放送局キャスター 中谷実夏/2022年8月取材)
民家の中は…お化け屋敷!?
館林駅から車でおよそ5分の場所にきました。おそらくこちらの住宅ですが...
一見、普通の民家ですね。
その民家の中に入ってみると…。
お化け屋敷ムード満載になっています。わくわくしてきました!
お化け屋敷の設定はこの家に住む人が次々と呪われる「呪いの家」。次々に、お化けの人形が飛び出してきます。
およそ10分で出口にたどりつくことができました。怖いもの好きの私にとっても驚きがいっぱいでした。
制作者は地元出身 お化け屋敷クリエーター
このお化け屋敷を制作したのが館林出身の木村撤(きむら・てつ)さんです。
「もともとこの家は祖父とかが建てたが、誰も住んでいなくて7年前に自分がお化け屋敷好きなので家に作っちゃおうということで(建てました)」
木村さんは専門学校で特殊造形を勉強。卒業後は造形作家として活動し、お化け屋敷の制作や、映画の死体の人形などを作ってきました。2015年にこのお化け屋敷を作ったといいます。
「ご家族には?」
「最初は家族に伝えていなかったですね。今はもう何も言われなくなりました」
手作りの人形
人形や仕掛けなどは、木村さんの手作りです。
「何日くらいかけて作るのですか?」
「1体の人形につき3週間くらいですね、大体。これはもともとモデルの実際の人から型を取って、それを粘土に置き換えて粘土で彫刻していきます」
「眉毛の生え方まで本物みたい!」
“人を楽しませたい” 一心で
入場料はチップ制で、来場者にお任せ。もうけは度外視しても、お化け屋敷にこだわるのには木村さんの「人を楽しませたい」という熱い思いがありました。
木村 撤さん
「やっぱり入ってくれたお客さんの反応とか感想、楽しかった、おもしろかったと言ってもらえるのがモチベーションにつながっているかなって思っています。町おこしとか地域活性化にちょっと一役買えたら。コロナ禍とかでいろいろ制限とかあって大変だと思うので、来てもらった方には楽しんで帰ってもらえたらうれしいです」
このお化け屋敷は事前予約制でメールやツイッターから申し込めるということです。ユニークなお化け屋敷、ぜひ涼みに行ってみてさい。