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【ピョンチャンパラリンピックへの道】キーワードで語る知られざる素顔 ―第1回 スノーボード

2018年01月08日(月)

20180109_pyeongchang.pngピョンチャンパラリンピック開幕まであと2か月。
ハートネットTVでは4回にわたり各競技の魅力や楽しみ方を、スタジオに注目選手を招いて紹介します。

第1回は「スノーボード」。
出場が有力視されている、義足のスノーボーダー・小栗大地選手と、世界トップを競いあう成田緑夢選手が出演。2人の個性や魅力を「キーワード」をきっかけに語ってもらいました。放送されなかった「キーワード」も含めて、とっておきのエピソードをご紹介します。

 

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小栗大地
 お前はバカか
事故で右足を切断した小栗選手。事故にあった直後、現場でふと思ったのは「別に足がなくなっても、義足でスノーボードやればいいか」ということだったそう。ケガや足の状況にショックを受けるわけでもなく、すぐにこの先どうするかを考える究極のポジティブ思考!そのことを友人に話したら「お前はバカか!」と言われたそうです。

何でこんなことしてるのか
スノーボードが大好きながら、実はとてもプレッシャーに弱いという小栗選手。
大会の時、いつもスタート直前になると、緊張でガチガチになるのだとか。スタートする前から精神的に疲れ果ててしまい「自分は何でこんなことしているのか」と思ってしまうそうです。

サラリーマン
小栗選手の普段の仕事は、板金加工会社のサラリーマン。
平日は仕事でなかなか練習できないので、休日や遠征の時に集中して練習しています。責任感の強い小栗選手。ピョンチャンパラリンピックの時期は仕事も忙しいとのことで「まずは仕事をきちんと片付けて引き継ぎをして、大会に出る時間を確保する!」とのことです。

 

成田緑夢
オリンピック
成田選手は、トリノオリンピックに出場した成田童夢選手と今井メロ選手を兄姉にもつ、〝成田3兄弟″の末っ子。成田選手自身も幼い頃から、オリンピックに出場することが当然の目標でした。しかし、ソチオリンピックの前年にけがを負い、左足に障害が残ります。パラリンピックを目指すようになった成田選手。「昔は“成田家の夢”を追いかけていたけど、今は“自分の夢”を追っている」そうです。

 

誓約書
成田選手は、自分の中で何か目標を決めたときに、自分自身と約束するための「誓約書」を用意するんだとか。実際に紙を用意して、いつまでに何をするのか目標を明確に書き、署名捺印します。そして、もし達成できなければ「丸刈り」にすると誓約。ただし、「金メダルを取る!」といった“結果”を誓約することはありません。ある“結果”を残すために、この練習を何万回やるなど、自分がやるべき“プロセス”を誓約するのが、“成田緑夢流”なのだそうです。

 

ユーチューバー
スマートフォンで撮影した動画を編集し、積極的にYouTubeにアップしているという成田選手。海外遠征の様子や、トレーニング方法などパラアスリートならではのオリジナル動画を次々と公開しています。今どきの若者!?というだけではありません。こうした情報発信によって障害のある人やケガで引退を迫られる選手に、夢や感動や勇気を伝えたいという強い思いがあるからだそうです。



▼関連番組 『ハートネットTV』夜8時・Eテレ[再放送:翌週 昼1時5分
 シリーズ ピョンチャンパラリンピックへの道

 2018年1月 8日(月)第1回 スノーボード
 2018年1月 9日(火)第2回 クロスカントリースキー・バイアスロン
 2018年1月10日(水)第3回 アルペンスキー
 2018年1月11日(木)第4回 パラアイスホッケー


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