シリーズ第二回は、東西冷戦終結の一方の主役、ロシアに焦点を当てる。冷戦終結後、自由主義・資本主義体制に移行し、アメリカをはじめとする西側諸国と良好な関係を模索してきたロシア。しかし、今年3月にウクライナ南部のクリミアを一方的に編入して以来、強硬な姿勢を貫いている。長い年月をかけて築きあげてきた双方の信頼関係は、今回のウクライナ危機を巡り、もはや「後戻りできない」と言われるほど悪化している。なぜロシアは、“力による現状変更”という国際秩序への挑戦に踏み切ったのか。グローバル経済の進展で各国の相互依存が一層深まる中、“新たな冷戦”を避ける有効な打開策はどこにあるのか。プーチン大統領の側近のインタビューを交えながら探る。
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