今月16日に北アフリカのアルジェリアで、イスラム武装勢力が天然ガス関連施設を襲い、日本人を含む、多数の人々を拘束した事件。各国が人命に配慮する慎重な対応を求める中、アルジェリア政府は、武装組織との交渉を一切拒否。翌日、“救出作戦”に踏み切ったが、多くの人質が命を落とす、厳しい結果となった。なぜアルジェリア政府は強硬とも見える作戦を決断したのか。背景には長年イスラム武装組織との内戦に苦しんできたアルジェリアの歴史と、国際テロ組織アルカイダとの連携を掲げ、国境を越えてた活動を活発化する武装組織の存在がある。新たな国際テロの温床となることが懸念されている北アフリカの最新情勢と、日本にも大きな衝撃を与えた事件の背景に迫る。
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