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事件(69件)の放送記録

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2024年3月13日(水)

“教育虐待” その教育は誰のため?

「成績が悪いと子どもをどなる」 「睡眠時間を削って勉強させる」 教育のためによかれと思った言動、実は「教育虐待」かもしれません。教育虐待とは、子どもの心や身体が耐えられる限度を超えて教育を強制すること。佐賀で起きた元大学生の両親殺害事件では、背景に教育虐待があったと裁判で専門家が証言し注目を集めました。受験などが過度に競争的と指摘される日本。どうすれば教育虐待を防 ...

2024年1月24日(水)

疑惑の政治資金 〜問題の深層と改革の行方〜

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件は、3つの派閥が解散する事態に発展。長年、政治に大きな影響を及ぼしてきた派閥のあり方が焦点になっています。揺れる議員を単独取材し、今後への影響を展望します。そして政治不信を払拭するために、どのように政治資金の透明化を図るのか。元秘書などの独自証言から問題の深層に迫り、これまで積み残されてきた「政治とカネ」の問題をどう改革して ...

2023年12月13日(水)

ゆがんだ“正義”はなぜ ~私人逮捕系動画の波紋~

痴漢や盗撮など、犯罪行為をしたと主張して取り押さえ、その様子をネット上に投稿する「私人逮捕」系と呼ばれる動画。主に30~40代に人気となる一方、投稿したユーチューバーが相次いで逮捕されるなど、大きな問題になっています。なぜ動画が拡散するのか。取材を進めると、収益のために再生回数を増やそうと過激化している実態や、警察・行政への不信感、さらに社会の閉塞感も浮き彫りに。「私 ...

2023年10月30日(月)

遅すぎた“救済”はなぜ 袴田再審・知られざる内幕

身に覚えの無い罪で逮捕されたと無実を訴え続け、裁判がやり直されるまで半世紀の歳月を要する理不尽―。57年前、静岡で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(87)。2023年、再審を認める決定が出され、10月27日初公判が開かれました。再審を求める最初の申し立てから40年余り。なぜこれほど長い時間がかかったのか。独自入手した新資料と、元裁判官など当事者たちの ...

2023年9月12日(火)

疑惑の国会質問 洋上風力発電“汚職”の裏で何が

政府が導入拡大を目指す洋上風力発電をめぐって起きた汚職事件。秋本真利衆議院議員が、風力発電会社の元社長から会社が有利になるような国会質問をするよう依頼を受け、その見返りに6,000万円余りにのぼる借り入れや資金提供を受けた疑いで逮捕されました。多額の資金を投じ地元対策を進めてきた「業界の先駆者」と現職国会議員の癒着。事件の背景に独自取材で迫るとともに、今後、洋上風力発 ...

2023年7月26日(水)

ビッグモーター不正の深層 中古車販売大手でなにが

中古車販売大手「ビッグモーター」が行っていた不正な保険金請求。7月25日、社長が記者会見で辞任を表明。国交省が26日に聞き取り調査を行うなど、事態が急展開しています。関係者らを緊急取材すると不正の背景が浮かび上がってきました。元店長が明かした“過酷なノルマ”や“利益優先主義”。そして、降格人事が頻繁に行われるなど不条理な“上命下服”の企業風土の実態とは―。急成長の裏で ...

2023年5月30日(火)

私の知らない「私の息子」 ~急増する闇バイト・“転落”の真相~

ある1人の大学生が命を落とした交通事故。しかし、それは単なる事故では終わらなかった―。亡くなる直前、大学生は民家を狙った窃盗に加担していたことが発覚。事故車両に乗っていた5人は、“闇バイト”仲間でした。こんな息子の顔を私は知らない・・・。地元でも有数の進学校を卒業し、大学生になったばかりの息子がどうして?両親は、手がかりを求め続けています。なぜ今、若者の間で闇バイトが ...

2023年4月17日(月)

緊急報告“狙われた首相演説会場”動機は?爆発物は?

和歌山市の雑賀崎漁港で、岸田総理大臣の演説が始まる直前に、爆発物が投げ込まれた事件。逮捕されたのは兵庫県川西市に住む木村隆二容疑者24歳でした。警察は容疑者の自宅を捜索するなど、全容解明を急ぐ。金属製とみられる筒状の爆発物の正体は?そして犯人の「動機」は?またしても首相の演説会場が狙われた今回の事件。G7サミットを目前に控える中、要人警護のあり方は?最新情報とともに、 ...

2023年2月7日(火)

強盗から「家」をどう守る 進化する“闇名簿”の実態

容疑者の日本送還で、実態は明かされるのか―。広域強盗事件の最新情報、そして特殊詐欺が蔓延していた闇社会で起きている“変化”について緊急報告。“ルフィ”らを知る関係者が明かしたのは犯行に使われる“闇名簿の進化”です。「金融資産」「自宅預金」「住民の行動時間」…。かつてより“詳細な情報”が出回り、正確な名簿は高額で売買されているといいます。詐欺から強盗へ凶悪化する犯罪。家 ...

2022年11月30日(水)

事件の“その後”に何が 犯罪被害者の闘い

もし無差別事件によって突然日常が奪われたら―。いつ、どこで犯罪に巻き込まれるか分からない現代。様々な事件の被害者や遺族が、事件の“その後"、どんな状況に直面しているのか全国を取材しました。見えてきたのは、事件の傷が癒えないだけでなく、精神的にも経済的にも追いつめられ、苦しみが深まっている実態です。「犯罪被害者等基本法」の成立から間もなく18年。犯罪被害者に必要な支援と ...

2022年11月2日(水)

王将社長射殺と工藤会 事件の“謎”に迫る

闇に包まれていた事件が突然動き出しました。9年前、京都市山科区で「餃子の王将」で知られる王将フードサービスの大東隆行前社長が拳銃で撃たれて死亡した事件。逮捕されたのは工藤会系組幹部の田中幸雄容疑者でした。社長だった大東さんとの「接点」はどこにあったのか?社長が狙われた「背景」に何があったのか?そして田中容疑者に“何者かの依頼"はあったのか―。事件の深層を独自取材。残さ ...

2022年10月12日(水)

五輪汚職疑惑の深層~スポンサー選定の闇に迫る~

東京オリンピック、パラリンピック大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者が、受託収賄の疑いで逮捕・起訴された事件。内幕についてキーパーソンを独自取材すると、スポンサー選定のプロセスが“ブラックボックス化”していた実態、広告業界なしでは立ちゆかない歪な構造、そして高橋容疑者が理事に抜擢された知られざる経緯が浮かび上がってきました。汚職事件の実態と背景に迫り、透明性なき五輪 ...

2022年7月11日(月)

安倍元首相銃撃 事件の“背景”に何が

選挙戦の最中、安倍元総理大臣が銃撃され、死亡した未曾有の事件。逮捕されたのは山上徹也容疑者(41)。逮捕後、山上容疑者は「特定の宗教団体に恨みがあった」「母親が宗教団体にのめり込み、多額の寄付をするなどして、家庭生活がめちゃくちゃになった」などと供述。なぜ宗教団体に恨みを持ったのか?なぜ安倍元総理大臣を銃撃したのか?事件の背景にいったい何があったのか?独自取材で深層に ...

2022年4月20日(水)

妻は夫に“殺された”のか 追跡・講談社元社員“事件と裁判”

6年前、東京文京区の家庭内で起きたある事件。亡くなったのは4人の子を持つ「母親」、逮捕されたのは出版社に勤めていた「夫」でした。夫は「妻は自殺だった」と無実を訴えるも、一審二審ともに判決は有罪。ところが被告の友人に加え、妻の親族までもが「審理が尽くされていない」と裁判の見直しを求める異例の事態に。なぜか?取材を進めると、裁判ではほとんど検証されなかった“ある事実"の存 ...

2022年2月24日(木)

50年目の独白 ~元連合赤軍幹部の償い~

連合赤軍「あさま山荘事件」から今月で50年。 実行犯のひとりが獄中でつづった“最期の手記”が取材班に託されました。 書いたのは身重の妻を含む14人の仲間のリンチ殺人に加担した、吉野雅邦受刑者(73)。 無期懲役を宣告した裁判長から「生き続け、その全存在をかけて罪を償え」との異例の訓戒を受けました。 50年かけて到達した“許されざる罪”への省察とは。

2021年12月20日(月)

徹底検証・大阪ビル放火 どう命を守るか

師走の大阪、繁華街のビル4階のクリニックで起きた火災。24人が死亡する大惨事となったが、実際に焼けたのはクリニック全体の約4分の1にあたる25平方メートルのみ、そして火も約30分でほぼ消し止められた。なぜ“焼損面積がそれほど大きくない場所”、そして“わずかな時間”で、これほど被害が拡大したのか。数々の証言や専門家の分析で明らかになったのは、逃げ場のない空間で、猛烈なス ...

2021年11月16日(火)

追跡・日大背任事件の〝内幕〟

学生・生徒数9万人以上を誇る国内最大規模の学校法人・日本大学。元理事らが多額の資金を流出させたとして逮捕・起訴される異例の事態となっている。なぜ事件は起き、そして見過ごされてきたのか。番組では大学関係者を徹底取材。元理事が絶大な影響力を持つ理事長を後ろ盾に大学を私物化していた実態や、内部告発があっても改善に活かせない組織の課題が浮かび上がってきた。知られざる事件の内幕 ...

2021年11月9日(火)

旭川女子中学生凍死事件 ~それでも「いじめはない」というのか~

ことし3月、北海道旭川市の公園で女子中学生の凍死体が見つかった。遺族によると、自慰行為の強要やわいせつ画像の拡散などのいじめを受けていた。彼女のSNSには、いじめの告白や、自殺をほのめかすメッセージも残されていた。生徒の生前、映像の存在を知った母親はいじめとしての対応を学校側に繰り返し求めていたが、動きは鈍く、加害者側をかばうような発言さえ聞かされたという。いじめの認 ...

2021年7月16日(金)

カレー事件の子どもたち 闇に追われた23年

1998年7月に起きた和歌山毒物カレー事件。夏祭りで小学生を含む4人が死亡、社会を震撼させた。連日、報道が過熱、日本中の関心が“事件の家族"に集まった。あれから23年…林眞須美死刑囚の長女が4歳の娘とともに海に飛び込み、自ら命を絶った。同じ日に16歳の娘も死亡しており、警察は捜査を続けている。いったい何があったのか…突然の死をきっかけに、10年以上連絡が途絶えていた長 ...

2019年7月16日(火)

オウム死刑執行1年 見えてきた真相

去年7月にオウム真理教の死刑囚13人の刑が執行されてからまもなく1年。“異例の執行”の舞台裏で何があったのか?取材チームは、独自に法務省などの関係者、死刑囚たちの弁護士などの新証言を得て、その真相を探っていく。「死刑の決定」はどのように行われたのか。そして、死刑囚たちは、執行直前までの面会や手紙で何を語り、執行時どんな様子だったのか。“究極の刑罰”でありながら、厚いベ ...

2019年5月28日(火)

川崎殺傷事件の衝撃 ~子どもの安全を守るために~

川崎市の路上で、スクールバスを待っていた小学生や大人が男に次々と包丁で刺された事件。男は両手に包丁を持って近づき、次々と襲う様子が目撃されている。登下校中の子どもが犠牲になる事件は過去にも相次いでいる。警察庁によると、13歳未満の子どもが通学路などで事件に巻き込まれたケースは去年全国で573件にのぼり、5月には新潟市で小学2年生の女の子が下校途中に殺害される事件も起き ...

2018年7月26日(木)

オウム死刑囚 “最期の手紙”

今日、オウム真理教の元幹部たちの死刑が執行された。「地下鉄サリン事件」などの凶悪事件を引き起こした教祖・麻原元死刑囚をはじめとする7人の執行から間を置かない“同時執行”となった。私たちは獄中で元死刑囚が綴った手紙の内容を独自に入手。そこには、今回刑を執行された元死刑囚が、麻原そしてオウムをどう見ていたのか、なぜ凶悪な犯行に及んだのか、そして犯した罪を自らの“死”をもっ ...

2017年7月26日(水)

シリーズ障害者殺傷事件の真実  “ヘイトクライム”新たな衝撃

19人の命が奪われた障害者殺傷事件。いま世界の犯罪専門家が分析を進めている。見えてきたのは欧米で増加する新犯罪“ヘイトクライム”との共通点だ。人種や民族など、特定のグループへの偏見や差別を起点とし、「社会の分断」を助長する危険性が指摘される。一方で、障害のある人や家族は、改めて事件と向き合い、差別のない社会をどう実現していくか模索を始めている。被害を防ぐために何が必要 ...

2017年7月25日(火)

シリーズ障害者殺傷事件の真実 被告の手紙・遺族の声

「謎」に包まれていた事件の動機が独自取材で明らかに。1年前、相模原市の障害者施設で19人が殺害された障害者殺傷事件。今回NHKは、警察の捜査情報や100人を超す関係者を取材。ベールに包まれた事件の核心に迫る「独自情報」を入手した。そこからは、これまで伝えられてきた事件の姿とは異なる、知られざる新事実が・・・。2夜連続で事件の深層に迫る。

2017年7月3日(月)

日本人 迫る“テロリスク”~ダッカ・テロ事件1年~

去年7月、バングラデシュの首都ダッカで、イスラム過激派がレストランを襲撃、日本人7人を含む20人が犠牲になった。その後も各国でテロが頻発、日本人がテロに巻き込まれるリスクはますます増大している。バングラデシュではイスラム過激派組織に流れる若者が今も後を絶たない。日本企業は、海外でどう安全を確保しながら企業活動を続けるか、対応を迫られている。ダッカ・テロ事件から1年、私 ...

2017年2月27日(月)

19のいのち ~障害者殺傷事件・16万アクセスが語るもの~

NHKが「19のいのち」として公開したサイト。去年7月、知的障害者施設で殺害された19人のうち、3人の犠牲者の似顔絵を遺族の了解を得て掲載、亡くなった一人ひとりのエピソードを伝えた。サイトを閲覧した人からは、「はじめて、一生懸命生きていたんだと涙が出た」など、多くの声が寄せられている。取材で明らかになった“19のいのち”と、共鳴する人々の姿から、事件がもたらしたものの ...

2016年10月5日(水)

病院で何が? 点滴異物混入事件の深層

横浜の病院で、入院中の男性患者2人が相次いで中毒死したことが明らかになった。警察は、何者かが消毒液を点滴に混入した疑いがあるとみて捜査を続けている。一体、誰が、何の目的で行ったのか?いまだ、多くのことが分かっていない。一方、病院では以前から、カルテの紛失や飲み物に異物が混入されるなど複数のトラブルが報告されていた。病院で何が起きていたのか。関係者への新たな証言や専門家 ...

2016年9月29日(木)

生きづらさを抱えるあなたに~障害者殺傷事件が投げかけたもの~

「障害のある人たちが働ける企業は成長する」「多様性こそ人間の繁栄を支えてきた」いま、様々な分野の最新研究から分かってきた障害者と社会が関わることの意味だ。 相模原市の知的障害者施設で起きた殺傷事件から2か月。偏った見方で命の“価値”を決めつける考え方をどうやったら乗り越え、共生社会を実現できるのか? 北海道で精神障害のある人が地域で暮らしていける取り組みを30年以 ...

2016年6月21日(火)

追跡!消えた18億円 ATM不正引き出し事件

5月のある日曜の早朝、全国のコンビニのATMから数時間の間に18億円が一斉に引き出された。何者かがクレジットカード情報を盗み、100人以上とみられる“出し子”を同時に動かしたと考えられるが、全容は謎のままだ。 一方、海外でICカードが普及するなか、日本では事件でも使用された偽造されやすい磁気カードが多く使われていることも明らかになった。事件の真相と日本の落とし穴に迫 ...

2016年6月15日(水)

沖縄 埋もれていた被害 ~米軍属女性殺害事件の波紋~

先月、アメリカ海兵隊の元隊員で、嘉手納基地で働く軍属の男が、20歳の女性の遺体を遺棄したとして逮捕され、その後、殺人の容疑でも再逮捕された。遺体が遺棄された現場には、「人ごととは思えない」と事件発覚からひと月近くがたった今も、花をたむける人々の姿が絶えない。米軍関係者による事件が起きるたびに「綱紀粛正」と「再発防止」が叫ばれる一方で、なぜ事件は繰り返されるのか。番組で ...

2016年6月14日(火)

緊急報告 アメリカ銃乱射事件

アメリカ・フロリダ州のナイトクラブで起きた銃乱射事件は、これまで49人が死亡し史上最悪の惨劇となった。犯人と過激派組織ISとの関連は?なぜ同性愛者が集う場所が標的になったのか?謎は深まるばかりだ。大統領選まっただ中、指名獲得を確実にしたクリントン、トランプ両氏も相次いで事件に言及、国を二分する議論が加速している。テロ、銃社会、同性愛者問題、アメリカが抱える問題を突いた ...

2016年6月8日(水)

傷ついても、きっと歩きだせる~附属池田小事件 15年目の“子どもたち”~

理不尽な事件にあったり、事故や災害などで家族や親友を失ったりするようなつらい経験をしたとき、人は、どのように心の傷を癒やし、その後を生きていけばいいのか。 大阪教育大学附属池田小学校に刃物をもった男が侵入、無差別に児童を襲い、8人の命を奪った事件。15年前の6月8日、残忍な犯行に直面した小学1年生、2年生の幼い心には、ぬぐいがたい深い傷が刻まれた。 当時を語りたが ...

2015年9月2日(水)

子どもたちの世界に何が~大阪中1遺体遺棄事件~

今月13日に大阪府高槻市の運送会社の駐車場で中学1年生の平田奈津美さんの遺体が見つかった事件。平田さんと行動をともにしていたと見られる同級生の星野凌斗くんの遺体も大阪府柏原市内で見つかり事件は最悪の結末を迎えた。近年、全国で子どもを巻き込んだ殺人事件や連れ去り事件が相次ぐ中、今回の事件は各地の教育委員会が子どもの安全を重点政策に掲げる中で起きた。少年と少女は、夜に自宅 ...

2015年5月25日(月)

相次ぐ少年事件 問われる保護観察

今年2月川崎市で起きた中学1年生の殺害事件。当時18歳の加害少年は、傷害事件を起こし保護観察中だった。また今年1月、スーパーの商品に“つまようじを入れた動画”を投稿した少年も、保護観察中だったことがわかっている。少年審判を経て、保護観察所で更生計画が立てられ、保護司によって少年を立ち直らせていく「保護観察」。しかし保護観察中に再犯し、再処分を受ける少年の割合はおよそ2 ...

2014年10月1日(水)

どう守る?子どもの安全 ~相次ぐ“連れ去り”事件~

神戸市で小学1年生の女の子が遺体で見つかった事件で、近くに住む男が死体遺棄の疑いで逮捕された。実は子どもが連れ去られたり誘拐されたりする事件は年間およそ90件起きている。子どもの安全を守るための試みが各地で進んでいるが、事件の件数は思うように減っていない。どのように子どもを守っていけばいいのか。相次ぐ子どもの連れ去りや誘拐事件の実態と、新たな対策のあり方を考える。

2014年4月3日(木)

埋もれた証拠 ~“袴田事件”当事者たちの告白~

昭和41年、静岡県清水市で、みそ会社専務一家4人が殺害された、いわゆる「袴田事件」。先週、再審を認める決定が出され、死刑が確定していた袴田巌さん(78)が、東京拘置所から釈放された。身柄拘束の期間は半世紀近く、実に48年に上る。「捜査機関が証拠をねつ造した疑い」「耐えがたいほど正義に反する」。静岡地裁は、無実の人を国家が陥れた可能性にまで言及し、異例の強い表現で捜査当 ...

2013年10月22日(火)

なぜ危険は見過ごされたのか ~検証 三鷹ストーカー事件~

先週、東京・三鷹市で18歳の女子高校生が殺害されたストーカー殺人事件。警察に相談したわずか7時間後に事件は起きた。専門家によると、20歳前後、元交際相手、「俺は死ぬ」と言う、待ち伏せなど、今回の容疑者の状況や言動などは危険度が極めて高い典型だと言う。しかし、警察は「切迫性はない」と判断していたという。なぜ、危険は見過ごされてしまったのか?去年、逗子市で起きたストーカー ...

2013年10月9日(水)

父子家庭 急増の陰で ~虐待死事件の波紋~

先月、父子家庭が抱える課題の一端が浮き彫りになる事件が起きた。東京・江東区の4人の子どもを抱える45歳の無職の父親が、5歳の長男を虐待の上、死に追いやったのだ。男は4年前、勤めていた建設会社が倒産し失職。1年前に妻と離婚し4人の子どもを引き取り育てていたさなかに起きた事件だった。毎日、手作りの弁当を作るなど「子育てに熱心」だったという父親。一方で、地域住民とのつながり ...

2013年4月22日(月)

ボストン爆破事件 “新たなテロ”に揺れるアメリカ

「なぜアメリカで育った若者が、このような暴力に訴えたのか・・・」ボストンのマラソン大会を狙った爆破テロ事件で逃走していた容疑者が拘束されたことを受けて、オバマ大統領は、犯行の動機など早期の全容解明への決意を語った。長年、アメリカで暮らし、学校に通っていたというロシア南部出身の容疑者の兄弟。普通に暮らしているように見えた隣人がテロリストになるという事態に、アメリカ社会は ...

2013年1月21日(月)

緊急報告 アルジェリア人質事件

今月16日に北アフリカのアルジェリアで、イスラム武装勢力が天然ガス関連施設を襲い、日本人を含む、多数の人々を拘束した事件。各国が人命に配慮する慎重な対応を求める中、アルジェリア政府は、武装組織との交渉を一切拒否。翌日、“救出作戦”に踏み切ったが、多くの人質が命を落とす、厳しい結果となった。なぜアルジェリア政府は強硬とも見える作戦を決断したのか。背景には長年イスラム武装 ...

2012年11月6日(火)

“疑似家族”の闇 ~新証言・尼崎事件~

兵庫県尼崎市を中心に、8人が行方不明になったり、遺体で見つかったりしている事件。昨年秋に市内の倉庫からドラム缶に詰められた女性の遺体が発見されたのをきっかけに、民家の床下などから遺棄された遺体が出てくるという異様な展開になっている。逮捕された角田美代子被告は、ささいな口実をきっかけに親族や知り合いの家庭に入り込み、次々と“擬似家族”を形成し、犯罪を拡大していったと見ら ...

2012年6月7日(木)

東電女性社員殺害事件 再審の衝撃

平成9年(1997年)3月に発生し、社会の注目を集めた「東電女性社員殺害事件」。 被疑者が外国籍の不法滞在者ということもあり、捜査、公判のそれぞれの段階において異例の展開をたどったこの事件。発生から15年を経て、最新のDNA鑑定によってもたらされた新証拠の存在によって再審が開始されることになった。番組では、被疑者の逮捕に至った捜査の段階と、1審無罪判決から控訴審に至る ...

2010年4月8日(木)

揺らぐ死刑判決 ~検証・名張毒ぶどう酒事件~

今月6日、5人が死亡した殺人事件の犯人とされ、有罪が確定していた死刑囚の裁判が、やり直される可能性が出てきた。49年前に三重県名張市の山あいの集落の懇親会で、何者かがぶどう酒に農薬を入れ、それを飲んだ女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」。住民の一人で当時35歳だった奥西勝元被告が逮捕されたが、犯行の目撃者がなく物証も乏しいなか、裁判所の判断は無罪、死刑、再審開始、 ...

2009年6月23日(火)

えん罪はなぜ見過ごされたか

平成2年に栃木県で4歳の女の子が殺害された足利事件。無期懲役が確定した菅家利和さんが、DNAの再鑑定で犯人ではない可能性が高いとされ、逮捕から 17年半ぶりに釈放された。捜査段階から裁判に至るまで誤った判断の拠り所となったのが自白と精度の低いDNA鑑定だった。菅家さんが涙を流した取り調べ、矛盾する自供の内容、二転三転する裁判での証言。無実のシグナルがなぜ見過ごされたの ...

2008年11月25日(火)

狙われた“官僚” ~検証 元次官宅襲撃事件~

元厚生事務次官やその家族が自宅で相次いで襲われた事件から1週間。厚労省で金属探知器を使った警備体制がしかれるなど、霞ヶ関では警戒を強化。厚労省の元幹部にも動揺が広がっている。官僚への“暴力”で、最近急増しているのが「匿名攻撃」である。ある官庁には、日常的に「危害を加える」という声が寄せられ、別の官庁には事件直前、部署の役職員全員を殺害するという警告が届けられた。今回の ...

2008年10月2日(木)

なぜ惨事は広がったか ~個室ビデオ店放火事件~

大阪の繁華街にある個室ビデオ店で起きた放火事件。多くの命を奪ったのは、煙の猛威だった。当時の状況をコンピューターで再現しシミュレーションすると、狭い部屋が所狭しと並んだ室内では、放火後あっという間に煙が充満し、ほとんどの利用者は逃げる間もなく亡くなった状況がわかってきた。こうした個室ビデオ店は近年、サラリーマンなどが宿泊場所代わりに利用する機会が増えている。しかし、防 ...

2008年7月17日(木)

追跡 大分教員汚職事件

大分県の教員採用をめぐる汚職事件が教育界に衝撃を与えている。逮捕されたのは、小学校の教頭や校長のほか、教育委員会のナンバー2など、いずれも高い指導的立場にある教育者たち。去年と一昨年の小学校の教員採用試験では82人が合格し、すでに現場で教鞭をとっているが、およそ40人は不正合格者と見られており、保護者の間では、教育界への憤りと不信感が強まっている。事件の背景として指摘 ...

2006年9月13日(水)

変わらない“オウム”

オウム真理教の麻原彰晃、本名・松本智津夫被告の死刑が近く確定する可能性が出ている。それを前にNHKは、名前を変えて今も活動を続ける教団「アーレフ」の内部に取材に入った。上祐史浩代表は「事件を反省している」と語り、”脱・麻原”の取り組みを強調。ある信者は「事件と向き合いたい」と、脱会した実行犯と手紙のやりとりを続ける。しかし取材からは、松本被告の存在を完全に断ち切れない ...

2005年7月11日(月)

ロンドン同時多発テロ 犯人像に迫る

サミット開催中のイギリスで、死者50人を越えると見られる多くの犠牲者を出したロンドン同時多発テロ。米国同時多発テロ以降、徹底したテロ対策を進め、世界で最もテロ対策が進んでいる国と言われてきたイギリスで、首都ロンドンの中心部が狙われ、多くの犠牲者を出したことは世界に大きな衝撃を与えている。イギリスの捜査当局は、犯人の捜索に乗り出しているが、未だ詳しい情報は明らかにされて ...

2005年3月17日(木)

地下鉄サリン事件 被害者の10年

地下鉄サリン事件から10年が経つ。麻原彰晃(本名 松本智津夫)の指示によってまかれた毒ガスのサリンー。罪のない12人の命が奪われ、5000人以上が負傷した。 東京近郊に住む40代の女性は、全身のほとんどが麻痺し、目も失明、言葉もうまくしゃべれなくなった。今なお家族の介護を受けながら、寝たきりの生活を続けている。事件の実行犯は逮捕され、裁判は進んでいるが、女性の体は回 ...

2004年9月6日(月)

なぜ続くテロの悲劇 ~ロシア 学校占拠事件~

1日、ロシア南部の北オセチア共和国で起きた、武装勢力による学校襲撃事件。 3日、ロシアの特殊部隊が突入、制圧したが多数の犠牲者がでた。チェチェンに駐留するロシア軍の撤退を求めていた武装グループ。ロシア当局は、旅客機同時爆破事件やモスクワ地下鉄爆弾テロ事件などとの関連の疑いを強めている。 さらに激化するチェチェンとロシアの根深い対立。モスクワと現地ベスランを中継をで ...

2004年2月25日(水)

終わらないオウム ~信者の親たちは今~

オウム真理教による地下鉄サリン事件から9年、27日に教祖麻原被告への判決が言い渡される。未曾有の事件が節目を迎える中、これまで未解決だった問題の存在が明らかになってきた。 10年前に出家した後、行方が分からなくなっている娘の消息を確かめようと、オウムの施設や警察などを辿る母親。今も名称を変えて活動を続ける教団に残る子供を何とか脱会させようとする親たち。 NHKが入 ...

2002年3月12日(火)

罪に問われた“金庫番” ~加藤事務所元代表脱税事件~

自民党の加藤紘一元幹事長の事務所の元代表が逮捕された。 公共工事受注の“口利き”や、不動産取引の仲介で集めた資金など、2億7千万円余りの所得を隠していた疑いが持たれている。 逮捕された佐藤三郎容疑者は、代議士の政治資金を管理する会計責任者もつとめる人物だった。 佐藤元代表は有力代議士の影響力を背景に、どのように多額の裏金を作り出したのか、事件の深層に迫る。

1995年7月5日(水)

坂本弁護士・オウムと闘った日々 ~残された交渉メモ~

坂本弁護士一家が姿を消してから凡そ6年。坂本弁護士は、オウム真理教の信者の親たちから相談を受け、教団と半年間にわたって交渉を続けていた。坂本弁護士はどのような交渉を行なっていたのか、なぜら致されたのか。 番組では、坂本弁護士が残した50枚におよぶ交渉メモから、その真相に迫る。

1995年5月18日(木)

なぜ無差別テロに走ったのか ~麻原オウムの動機に迫る~

今夜は、オウム真理教と地下鉄サリン事件の動機に迫る。地下鉄サリン事件という、これまで例を見ない無差別テロから2か月、麻原容疑者をはじめオウム真理教がこの事件を起こした疑いが、ますます強まっている。 番組では、宗教団体がなぜこのようなテロを起こしたのか、専門家の分析でその動機を探る。

1995年4月26日(水)

オウム真理教・マインドコントロールの実態

一ヵ月以上にわたって警察の強制捜査を受けているオウム真理教。この教団はわずか11年の間に1万7000人といわれる信者を集め、急成長してきた。この急成長の陰には、若者を取り込む綿密な勧誘マニュアルと特異な修業がたった。 番組では、様々な疑惑に包まれているオウム真理教の勧誘と修業におけるマインドコントロールの実態に迫る。

1995年4月21日(金)

オウムよ兄を返して ~假谷さんら致事件・核心の証言~

今夜は、オウム真理教をめぐる強制捜査の発端となったら致事件の核心に迫るインタビューである。東京・品川区の目黒公證役場・事務長の假谷清志さんがら致され行方不明になっている事件は、オウム真理教の信者だった假谷さんの妹・仁科愛子さんの奪回をめぐって起きたものとみられている。 その假谷さんの妹が、NHKのインタビューに応じた。

1995年4月7日(金)

疑惑の王国・オウム真理教 ~エリート青年・出家の軌跡~

富士山ろくに点在するオウム真理教の施設。家宅捜索でサリンの原料になる物質が大量に発見され、また、この施設が数々の工場を備えた施設であることが分かってきた。ここでの生活はどのようなものなのか、また、化学を専攻する学生たちはなぜオウム真理教に入信したのか、ある信者のケースを通してそのなぞに迫る。 【あわせて読む】 クロ現SPに国谷裕子さん出演&過去の貴重な ...

1995年3月27日(月)

サリンはどこでつくられたか ~オウム真理教の疑惑に迫る~

警視庁は、オウム真理教がサリンを製造していた疑いが強いとして捜索を続けているが、これまでの捜索で、サリン製造に必要な化学物質がすべて発見された。果たして、オウム真理教は、サリンを製造していたのだろうか。一方、およそ5千人が被害にあった地下鉄サリン事件から1週間。この事件でサリンはどのように使われたのだろうか。毒ガス「サリン」とオウム真理教をめぐる疑惑に迫る。