平成9年(1997年)3月に発生し、社会の注目を集めた「東電女性社員殺害事件」。 被疑者が外国籍の不法滞在者ということもあり、捜査、公判のそれぞれの段階において異例の展開をたどったこの事件。発生から15年を経て、最新のDNA鑑定によってもたらされた新証拠の存在によって再審が開始されることになった。番組では、被疑者の逮捕に至った捜査の段階と、1審無罪判決から控訴審に至る段階の2つの時点を取り上げ、状況証拠しかない本事件において捜査当局が、それでもマイナリ受刑者の犯行という見立てに確信を持ち続けていた理由に迫る。
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