見直しが進められる介護保険。改正の最大の柱が介護予防の導入である。介護保険を利用するお年寄りが急増する中、様々な予防サービスにより重度化を防ぎ給付増を抑える狙いである。最も注目される新サービスはいわゆる筋力トレーニング。去年後半から全国の自治体で機械やゴムバンドを使ったモデル事業が始まっている。
要介護度の改善など効果があがる一方、安全管理や対象者が限られるなど課題も見えてきた。更に家事援助サービスも予防を意識したものに変わる見通しで、現場ではこれまで通りのサービスがうけられないのではという不安が広がっている。筋トレの成果と問題点、家事援助サービスの見直しに伴う動揺を取材し、新たに導入される介護予防の課題を考える。
みんなのコメント