「1人20万円までなら1割の自己負担で、手すりの取り付けや床段差解消などの改修が頼める」お年寄りの在宅での生活を支える介護保険制度の「住宅改修」サービスをめぐって、トラブルが相次いでいる。
「制度を使えば金がかからない」と言われ工事を依頼したところ数百万円を要求されたケースなど、悪質な訪問販売や勧誘が横行。国民生活センターに寄せられた相談件数は200件近くにのぼる。
介護保険制度が導入されて2年、どんな業者でも参入できるため、介護の専門知識を持たない業者によって、不適切な改修や無駄な工事が広く行われている実態も明らかになってきた。
「介護」の名目でお年寄りが狙われる、介護保険住宅改修サービスの問題点を検証する。
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