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青春アドベンチャー『隠しの国』に出演の俳優・木津誠之さんからメッセージが届きました。

青春アドベンチャー『隠しの国』(15回シリーズ) 

2020年8月31日(月)~9月4日(金) 午後9時15分~午後9時30分(1-5回) FM
2020年9月7日(月)~9月11日(金) 午後9時15分~午後9時30分(6-10回) FM
2020年9月14日(月)~9月18日(金) 午後9時15分~午後9時30分(11-15回) FM

NHKネットラジオ「らじる☆らじる」での同時配信、「聞き逃し」サービスの配信(放送終了後から1週間)でもお聞きいただけます。

演出の小見山です。木津さんは、いくもの素敵な舞台に出演されていますが、中でも、死刑執行を待つBC級戦犯たちを描いた「赤道の下のマクベス」は僕にとっては忘れられない舞台のひとつです。今回の物語はそれとはまったく違うお話ですが、「生きる」という事では通底しているお話かもしれません。
「隠しの国」の木津さん演じるジロを僕はきっと忘れることができないだろうと思います。


“園庭の隅で立小便する夢”を見ておねしょをしてしまったあの頃。それから毎晩数えきれないほど見てきたはずの夢なのですが、残念ながら忘れっぽい自分は、夢の中での楽しさ、苦しさを刻むことなく、ましてや続きものの夢を見たこともなく、今に至っています。

夢の世界が、ほんとうは存在するとしたら。
今回の作品は皆さん誰もが一度は感じたことがあるだろう、その思いを背景に描かれています。
しかしそこは悪夢のような戦いの日々。
僕が演じるジロは、ひとりではそこに立ち向かう勇気も力もない、冴えない男ですが、この世界で巡り合えた仲間たちと手を取りあって飛びこんでいきます。

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ジロ役の木津誠之さん

年齢も性別もバラバラな仲間達。
同じクラス、同じ職場といった小さな世界にとらわれずに視界を広げて見渡してみたら、
そこには必ず手を貸してくれる仲間がいるはず。
作者東憲司さんからのそんなメッセージもこの出会いに込められているように感じました。

果たしてこの悪夢から目覚める日がくるのか、ぜひ皆さんには、この戦いの日々の行く末を、いっしょに体験していただきたいと思います。(木津誠之)

青春アドベンチャー『隠しの国』(15回シリーズ) 

【出演者】
百瀬 朔 吉井乃歌 野村昇史 木津誠之 八幡みゆき 石住昭彦 
鈴木めぐみ 大手忍 原口健太郎 板垣桃子 稲葉能敬 花戸祐介 
武田桂 小出恵美子 川原瑛都

【作】東憲司 【音楽】澁江夏奈

【あらすじ】
復讐の連鎖…過去の過ちを人間はどこまで償わなければならないのか…人は罪を赦すことができるのか…。
リク(百瀬朔)は中学生。父子家庭で育った。空想癖があり、教室ではいつも居眠りをしている。夢を見ると、不思議なメロディが聞こえてくる。その夢は、自分はどこかの国の暴君で、黒いペガサスに乗り、戦場を駈ける夢だった。
ある日、リクは公園で女子高生のアヤノ(吉井乃歌)と会う。リクは彼女が夢の中で現れる少女とそっくりだと思った。可愛く魅力的なアヤノだったが、突如、リクを殺そうとした。アヤノが言う。『アンタは隠しの国の暴君!私たちはアンタに滅ばされた…もう一つの世界で、お前を滅ぼしてやる』と。
アヤノの言う“もう一つの世界”とは、今リクが生きている現実世界だ。
刃を持ったアヤノがリクを殺そうとする。だが、リクは不思議にも、アヤノの繰り出す刃を難なくよけてしまう。現実世界とは違う、もう一つの世界=【隠しの国】があり、もう一人の自分がいるのだとリクは知る。
【隠しの国】へ行き、もう一人の自分、暴君リクに会うしかないとリクは思った。
愛とつぐないと救済を描く、15回連続の「ダーク・ファンタジィ」。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:00 | カテゴリ:オーディオドラマ

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