障害のある子どものケアに課題

NHKが、大阪府内の病院に取材したところ、「子どもの社会的入院」には、さまざまなケースがあることが分かりました。

対応できる保護施設に入れたのは5か月後

このうち、6歳の女の子は、顔にけがをするなどして病院に運ばれ、虐待の疑いがあるとして、保護されました。女の子は、生まれつき障害があり、たんの吸引などのケアが必要でしたが、対応できる保護施設との調整に時間がかかり、治療が終わってからも、およそ5か月間、入院が続いたということです。

  • 受け入れる施設に空きがない

    体に障害があるため、特別支援学校に通っていた10歳の女の子は、母親が病気で入院したため、保護されることになりました。しかし、障害がある子どもを受け入れられる施設に空きがなかったため、児童相談所から病院に対し、1か月ほど預かってほしいと依頼があったということです。女の子は、健康状態には問題がなかったものの入院し、退院するまでに4か月かかったということです。

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