初回放送 | BShi | 2009年8月10日(月) | 午後8時~ |
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再放送 | BShi | 2009年8月13日(木) | 午後1時~ |
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旧ソビエト連邦最大の核実験場、カザフスタンのセミパラチンスク。
実験場閉鎖からすでに18年が経過したが、放射能汚染の影響はより深刻化している。
- 原題
- Silent Bombs; A Cruel Wind Blows
- 制作年
- 2009年
- 国際共同制作
- NHK/4 Square Productions(カナダ)
詳細
カザフスタン北東部のセミパラチンスクで、1949年から1989年までに約500回の核実験が行われた。1991年の実験場閉鎖から18年が経過したが、今なお放射能汚染の影響は続いている。核実験は、なぜセミパラチンスクで行われ、周辺に住む人々の暮らしや健康をどのように脅かしていったのか。
カナダの制作会社との国際共同制作によるこのドキュメンタリーは、実験場に隣接するサルジャール村、カイナール村を中心に、放射能汚染の実態を丹念に取材。村ではこの数年間、さまざまな障害を持つ子どもの出生が続き、10代の自殺が急増するなど、世代を超えたより深刻な被害が明らかになっている。番組では、被爆による重い健康被害を抱える人々の怒りと叫びに向き合い、核の恐怖と残酷さを明らかにしていく。
さらに番組は、旧ソ連の原爆研究者や医師の証言をもとに、セミパラチンスクにおける核実験の歴史を辿る。住民たちは核実験の事実を知らされず、健康被害が明らかになったあとも旧ソ連によって沈黙を余儀なくされた。実験場周辺では、今なお正常値を大幅に超える放射線が測定されており、核の脅威はカザフスタンの人々の生活を静かに、しかし確実に脅かしている。