過去の主な放送

国際共同制作 探検!進化の木 ~ヒトの起源に迫る~

初回放送
BShi 2009年3月18日(水) 午後11時25分~
再放送
BShi 2010年4月2日(金) 午後12時30分~

現在の定説ダーウィンの進化論は、DNAなど最新の研究によって新たな扉が開かれた。ヒトはどこから来たのか?番組では、「進化の木」をたどる旅に出かける。ちょっと難しそうな進化の話を、飛び出す絵本を映像化したような、ポップで斬新なビジュアルでわかりやすく見せていく。

番組データ

  • 原題:There's Something About Species
  • 制作年:2009年
  • 国際共同制作:NHK / Agnet Film, EX Nihilo(フランス)

探検!進化の木 ~ヒトの起源に迫る~

© 2009 Agnet Film, EX Nihilo

ダーウィンの進化論が生まれてから150年。生物の進化はどこまで解明されたのか?

現在、地球上で確認されている180万種の生物たち。古くから人間は、さまざまな方法で生物を分類し、自然の仕組みを解明してきた。19世紀なかば、それまで形だけ似た生物の分類に、進化という時間の概念から生物の分類を考えたのがダーウィンだった。「種の起源(進化論)」の発表は、それまでの通説を覆し大きな反発も受けたが、次第にその真理に気づいた科学者たちは以後、進化をたどりすべての生物を網羅した系統的な分類を「生命の樹」という形で発展させるようになった。

「ヒトはどこからきたのか?」番組は、最先端の研究をもとに私たちホモ・サピエンスの起源へ迫る物語。ヒトの体の特徴はどこから来たのか?手のひらから飛び出した親指や下向きの鼻孔、左右対称の体など、ほかの動物や昆虫、植物からのつながりを織り交ぜながら、驚くべき進化の歴史をたどり、ヒトは何から進化したのかを解き明かす。

1. 新たな生物の分類図「進化の木」

生物の分類図は、科学の進歩とともに大きく変化してきた。はしごの形をした単純なものにはじまり、ダーウィンを経て進化(時間)の概念を取り入れた「生命の樹」。
そして最新のDNAや細胞レベルの研究によって新たな分類図「進化の木」が生まれた。分類の歴史を振り返る。

2. 生物界の親戚たち

番組は主人公のヒト(ホモ・サピエンス)が「進化の木」の枝をさかのぼることで、そのルーツを探っていく。つぎつぎと合流する枝で出会うのは、進化の過程で分かれていったほかの生物たちだ。サルはもちろん、昆虫、植物、バクテリアまで、フランスならではのエスプリの効いたスタイリッシュな映像を使って、ヒトとの共通点を明らかにしながら、ヒトは生物界ではどの仲間なのかを紹介していく。

3. 全生物の祖先「ルカ」

「進化の木」をたどって行くと、中心にいたのはたった1つの細胞「ルカ(LUCA)」。地球上のすべての生物は「ルカ」からはじまり、それぞれが生き残りをかけて時間とともにその形を変えながら進化を遂げてきた。ヒトは本当に特別で高等な生物なのか?そもそも進化とは何か?地球上のすべての生物の先祖が1つということに私たちに根源的な問いを投げかける。

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スペシャルコンテンツ 探検!ヒトはどこからきたのか?

探検!進化の木 ~ヒトの起源に迫る~ 写真

© 2009 Agnet Film, EX Nihilo

探検!進化の木 ~ヒトの起源に迫る~ 写真

© 2009 Agnet Film, EX Nihilo