ホモ・サピエンス物語 ~はるかなる20万年の旅~
初回放送
BShi | 2009年1月13日(火) | 午後8時~ |
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再放送
BShi | 2009年1月21日(月) | 午後2時~ |
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「ホモ・サピエンス」はラテン語で「知性あるヒト」の意。現生人類はどのようにして文化や知性を手にしたのか。人類文化の起源を完全ドラマ化した異色作!
番組データ
- 原題:Homo Sapience
- 制作年:2005年
- 制作会社:Boréales(フランス)
ホモ・サピエンスが地球上に現れたのは20万年前。以来、アフリカからヨーロッパ、アジア、アメリカへと旅を続け、地球上に広がっていった。幾多の危機に直面しながらも、それを乗り越え生き延びていったのである。そして、1万2000年前、人類の基礎となる文化が花開いた。
番組は、ホモ・サピエンスの旅を追いかけていく。宗教・芸術・恋愛……、現在、我々人類が享受している生活や文化は、彼らの長い旅の中で生まれたものだ。旅を通じて、寒さや暑さなど気候に対応できる部族だけが生き残り、多種多様な人種が生まれてきた過程を科学的に解き明かす。さらに、ネアンデルタール人やホモ・エレクトゥスも登場、人類史を分かりやすく見せてくれる。
番組を制作したのはフランスの公共放送FRANCE3。単なる科学番組ではなく、最新の科学的研究をもとにしながら、全編が再現映像で描きだし、ドラマチックな演出を大胆に加えることで、大人から子供まで誰もが楽しめる物語に仕上げている。地球規模で描かれる壮大なストーリーは、我々をその時代へと見事にいざなってくれる。
「ホモ・サピエンス物語」は、20万年の旅を通じ、人類が誕生していく過程に迫る新しいタイプの知的エンターテイメント作品である。
大規模な国際共同制作
制作は、ドキュドラマの分野で、数々のヒット作を出してきたフランスの制作会社Boréales。国際共同制作によって5億円もの予算を集めることに成功した。アフリカの大地、雪のヒマラヤ山脈、東南アジアの湿地帯に至るまで、世界各地で撮影された映像は圧巻である。国際マーケットでも大きな反響を呼び、すでに25カ国で放送されている。
斬新なスタイルのドキュドラマ
番組のスタイルはとてもユニーク。ホモ・サピエンス誕生の頃のドラマが、役者たちによって演じられる。神への信仰がどのように生まれたのか、最初の絵画はどうやって描かれたのか、動物の狩りの方法をいかに学んだのか、人々はどうやって農耕を手にしたのか。さまざまなシーンは、科学的な証拠に基づきながらも、魅力あるストーリーを元に大胆な演出がなされている。