過去の主な放送

ネアンデルタール人の謎 ~最新報告・ゲノム解析の試み~

初回放送
BShi 2009年1月12日(月) 午後8時~
再放送
BShi 2009年1月20日(火) 午後2時~

今から3万年前まで、およそ20万年にわたり、氷河期のヨーロッパを支配した人類、ネアンデルタール人。そのDNAは、果たしてわれわれ現生人類の中に残されているのか?

番組データ

  • 原題:The Neanderthal Code
  • 制作年:2008年
  • 制作会社:Wall to Wall Media(イギリス)

ネアンデルタール人の謎 ~最新報告・ゲノム解析の試み~

© 2008 Wall to Wall Media

直立二足歩行し、火や道具を使いこなし、大きな頭脳と高度な芸術文化を持ちながら、われわれホモ・サピエンスの登場と入れ違うように、突然消えてしまったネアンデルタール人。その存在は、古人類学の謎のひとつである。
すでにこれまでの遺伝子分析によって、ネアンデルタール人はホモ・サピエンスの直系の祖先ではないことが確認されている。しかし同じ時期に、同じ地域に生息していた両者がどのような関係にあったのか、論争は尽きない。

科学技術の進歩により、分析はさらに精密化している。現在ドイツとアメリカの研究チームが、スーパーコンピューターを使いミトコンドリアDNAの解析に取り組んでいるのだ。これによって、謎の解明が期待されている。
ネアンデルタール人はなぜ消えてしまったのか。われわれホモ・サピエンスによって暴力的に滅ぼされたのか。生存競争に敗れ消え去って行ったのか。あるいは、ホモ・サピエンスとの間で異種交配が起き、その中に吸収されていったのか。われわれの中にDNAが残されたのかどうかという点をめぐって、学者間の論争は続いている。
本来は難解な古人類学の研究成果と論点を、CGドラマ表現も交え、わかりやすく整理した最新報告。

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ネアンデルタール人の謎 ~最新報告・ゲノム解析の試み~ 写真

© 2008 Wall to Wall Media

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