相良村（さがらむら）は、熊本県の南部に位置する人口4千600の小さな農山村。10年連続水質日本一（全国でもここだけです）の清流「川辺川」が村の中央を流れ、農林業を基幹産業とする、ジブリのアニメにでも出てきそうな、日本の原風景が今なお残されている貴重な場所です。

近年、当村においても少子高齢化が進み、都市部への若者の流出や村内市場の縮小、空き家の増加など多くの地域課題を抱え、地域の活性化を図ることが喫緊の課題となっています。

そこで、当村では、村自体をブランド化し、地域活性化を図るため「相性が良くなる村づくりプロジェクト」として、「愛」をテーマにした海外との新プロジェクトをスタートすることになりました。

今回のプロジェクトでは、フランス中部にある「愛の聖地」として知られる「セント・ヴァレンタイン村」とコラボレーション。「セント・ヴァレンタイン村」は、世界的に有名な愛の聖地で、ヴァレンタインの日には世界中からたくさんの人々が集まります。一方、相良村は、地図を見るとハートの形をしており、村内には「愛」のスポットが存在し、“相性が良くなる村づくり”を進めています。そんな日本とフランスのふたつの村が、村の魅力と新たな感動を世界中に届け、村の価値を高める一大プロジェクトです。2016年9月には、ヴァレンタイン村のピエール・ルッソー村長が訪問。これを機に「相性が良くなる村＝愛の聖地」を目指す相良村と、多くの共通点を持つ「セント・ヴァレンタイン村」との国境を越えた連携がスタートしました。

「相性が良くなる村」のコンセプトには、「村をきっかけに幸せになる人を増やす」という想いが込められており、「セント・ヴァレンタイン村」も同じです。「日本のハート＝相良村」と「フランスのハート＝セント・ヴァレンタイン村」がつながることで、新たな「相良ブランド」が生まれようとしています。来年2月には、夫婦愛、家族愛、恋人への思い、友情、郷土愛、村内外の人々のたくさんの「愛」に光を当て、みんなで体験・実感してもらうイベント「相良村ヴァレンタイン祭」を開催します。そして、たくさんの人々の「愛」で、「日本のセント・ヴァレンタイン村」を創り、育て、人々の想いや愛を改めて確かめてもらう機会にします。
是非、新たなブランドが生まれる瞬間を見に来てください！よろしくお願いします！

【投稿者：地域ブランドクリエイター（相良村役場総務課）さん】