戦争の歌がきこえる
音楽療法士の私が覗いた…“アメリカ人たちの戦争”
【NHK FM】
2021年2月6日 午後10時~午後10時50分(全1回)
※配信期間は放送から1週間
【出演者】
藤本喜久子 平泉成 高橋長英 山口果林
沼田爆 吉富英治 佐藤直子 原扶貴子
内田健介 中野英樹 萩原利映 上條沙恵子
櫻井優輝
【原作】
佐藤由美子
【脚色】
井出真理
【音楽】
菅谷昌弘
【スタッフ】
演出:佐々木正之
技術:大塚茂夫
音響効果:野村知成
【あらすじ】
佐藤由美子さんは米国のホスピスで音楽療法士を10年間務め、1200人ぐらいの患者さんとの出会いと別れを体験しました。その原作を基に脚色したドラマです。
ユミは米国の音大の大学院を卒業し一時帰国。福島の祖父を訪ねます。祖父から「家族のために戦地へ行かないよう上官に願い出た」話を聞きますが、冗談だと思います。彼女には戦争はまだ遠い出来事でした。そんな中、音楽療法の日々が始まります。93才で大腸がんのサムは、セッション(治療)が終わると、いつも泣いて謝ります。ユミが日本人だからです。彼は原爆開発計画の関係者でした。ホスピスにはその年代から多くの戦争体験者がいます。日本と戦った人たちです。そこには戦勝国・米国の意外な側面がありました。ユミはそこで出会う人々との交流を通して、かつての祖父の想いを少しづつ身近に感じていきます。