発掘ニュース

No.256

2020.01.17

ドキュメンタリー/教養

ユニーク歴史番組『スポットライト』動画公開!

今回は、昭和の時代に放送したユニークな歴史番組『スポットライト』です。1972(昭和47)年から6年間にわたって放送、教科書には載らないような隠れた歴史に“スポット”を当てました。しかし保存されている回は少なく、発掘が期待されている番組です。

この番組の注目ポイントの一つは、個性的な司会者が代々進行役を務めたことです!

初代の司会者はフランキー堺さん!1972年から1年間担当、フランキーさんの回は「オー・マイ・北斎」、「変な自転車」、「人形使節メリー」の3本が発掘されて残っています。

2代目の司会者は永六輔さん。1973年から1年半担当しましたが、残念ながらNHKには1本も残されておらず発掘もされていません。どなたか録画テープをお持ちの方は、是非情報をお寄せください!

3代目の司会者は…

米倉斉加年さん。1974年10月から半年間担当、短い期間でしたがアーカイブスには発掘された2本が保存されています。

こちらは発掘ニュースNo.66でもご紹介した1975年放送「碧素誕生」。日本語名で碧素と呼ばれる抗生物質『ペニシリン』、その日本での開発秘話を紹介しました。

もう一つ発掘された回が、同じく1975年放送「われら鎌大生」

戦後、大学として設立を目指したもののわずか4年半で廃校となった“鎌倉大学”。演劇科や映画科、文学科などユニークな学科から多くの人材を輩出した歴史を、いずみたく、前田武彦、高松英郎など出身者とともに振り返った回です。

4代目の司会者は赤塚不二夫さん!1975年から1年間担当。赤塚さんが司会をする姿は大変珍しいのではないでしょうか。「尋常小学校唱歌“ふるさと”」は冒頭部分が欠けていますが赤塚さんの丁寧な進行が印象的です。

その他、もともとNHKに保存があった「午砲ドンと時報ポン」、そして発掘された「姫谷焼秘録」、あわせて3本が赤塚さんの司会担当回として残っています。

最も長い2年間を担当したのが5代目鈴木健二アナウンサー!1976年から番組終了まで、最後の司会者として出演しました。

鈴木アナ担当分は3本保存があり、もともとアーカイブスに残されていた「壁画が…見えた」、そして発掘された「アインシュタインの贈り物」「よみがえった無尽灯」です。

では1978年放送、最終回「よみがえった無尽灯」のダイジェストを動画でご覧ください!

いかがでしたか?この最終回に関しては発掘ニュースNo.94で詳しく紹介していますので是非ご覧ください。

1972(昭和47)年から6年間、208回にわたって放送しましたが、NHKに10本余りしか保存がない幻の番組の一つ「スポットライト」
皆さんのお宅の古いビデオに「スポットライト」とメモがしてある…なんていう情報がありましたらプロジェクトまで是非お知らせください!

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