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縁側の魅力を広める活動をしている縁側女子、成瀬夏実さん。 |
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おいしいお茶と、おいしいお茶うけの数々。 成瀬「いろんな人と交流ができる。縁側があれば、簡単に迎え入れてくれる。」 |
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外でも内でもない不思議な空間。 |
壱のツボ 五感で味わうパラダイス
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東京に、贅(ぜい)を尽くした縁側がありました。 |
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縁側の床は、板と畳に分かれています。 |
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2階に上がると、目の前に庭の木々。 1つ目のツボは、 「五感で味わうパラダイス」 |
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昔のガラスは表面が波打っているため、縁側に落ちる光はまだら模様。 |
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成瀬「縁側ってただの板じゃなくて生き物みたいですね。」 |
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成瀬さんおすすめの、下町の銭湯に行ってきました。 |
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成瀬「縁側から通ってくる風が心地いい。湯上がりとか最高だと思います。」 湯の音、池の水音、風鈴の音。 |
弐のツボ 知恵を凝らして早変わり
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地方には、「化ける」縁側もあります。 |
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店主の佐々木惣四郎さんは、縁側についてこう語ります。 佐々木「ぼくらは上げ店って呼んでます。手で上げたり下げたりする。手動式っていうかな?」 |
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電気がない時代、客が意中の本の中身を確かめる場所だった縁側。 |
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畳んだ上げ店の上から蔀戸(しとみど)を下ろし、 2つ目のツボは、 「知恵を凝らして早変わり」 |
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富山にも雪国独特の「化ける」縁側が。 |
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深い雪に閉ざされる冬、 |
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学芸員の高木好美さんはこう語ります。 高木「冬に乾いたところを踏みしめるっていうのは、とてもうれしいことですよね。北陸の人間にとっては。何かわくわくした感じが足元から伝わってくるような・・・」 |
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一方、浮田家住宅で開かれる茶会。 |
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茶道家の飯塚幸子さんはこう語ります。 飯塚「お茶の中でも陰陽っていうのは大事なことなので、最初暗い縁をつたって茶席に入られるっていうのは、お茶をとっても深くなさってらしたんじゃないかと思うんです。」 |
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さらに、風流な仕掛け「水琴窟(すいきんくつ)」の音色が響きます。 |
参のツボ 今と昔、家族を結ぶ
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静岡県大沢地区。内野さん一家のお盆です。 |
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ご先祖様が乗って帰ってくる馬。 |
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去年亡くなった安一さんは毎日、風呂上がりにここに座っていたといいます。 3つ目のツボは、 「今と昔、家族を結ぶ」 |
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次女の彰子さん。 彰子「ジイジは大好き。厳しいところもあったけど、それ以上に優しくしてくれたり・・・」 |
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夏休み。 |
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お盆初日の夕方、魂を迎える火をたきます。 |
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長女の未早妃さん。 未早妃「20歳までは生きててほしかったな。20歳になったら、成人式の着物買ってやるっていって、そのまま逝っちゃったんで。やっぱ成人したとこ見てほしかったな・・・」 |
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ジイジの魂は、成人式の日も、きっとここに・・・ |
楽曲名 | アーティスト名 | 使われた場所 (番組開始後) |
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Moanin' | Art Blakey & The Jazz Messengers | 0分2秒 |
希望 | KOH-TAO | 1分55秒 |
Blessed Assurance | Charlie Haden & Hank Jones | 4分35秒 |
龍雲 | KOH-TAO | 6分10秒 |
Hattorun | YASUAKI SHIMIZU & SAXOPHONETTES | 8分2秒 |
Misterioso | Kenny Ballon & Regina Carter | 11分55秒 |
レールがまわる | omu-tone | 14分10秒 |
ゾンビ大戦争 | omu-tone | 15分23秒 |
Hoho Jugatsu | YASUAKI SHIMIZU & SAXOPHONETTES | 16分6秒 |
Elegie | 原田 節 | 19分30秒 |
Tibet Tibet | KOH-TAO | 22分46秒 |
カナリア | 大友 良英 | 26分16秒 |