弥生を間近で体感!「青谷かみじち史跡公園」オープン!
- 2024年03月29日
鳥取市にある国の史跡「青谷上寺地遺跡」。
弥生時代の人たちの暮らしを楽しみながら知ることができる新たな展示施設がオープンしました!一体どんな施設なんでしょうか…?!
増井キャスターが取材しました。
等身大の弥生人の人形に復元された木造の船!まるで弥生時代の生活に入り込んだようです。
3月24日にオープンした「青谷かみじち史跡公園」です。ガイダンス棟では、誰もが楽しめる展示で弥生時代のことを紹介しています。
見て楽しめる展示
青谷上寺地遺跡は、海が近く、集落に浅い水域が広がっていました。それにより、水分を多く含んだ土の中で、空気に触れずに当時のものが眠っていました。
だから!保存状態が抜群な出土品がたくさん!
頭蓋骨には歯まで残っています!青谷上寺地遺跡では、人骨が109体以上見つかりました。
こうした貴重な史料を見て、当時の生活を知ることができます。
触って楽しめる展示
当時の食を知るコーナーもあります。
海では魚や貝を採っていました。中でもアワビ!
アワビオコシと呼ばれる鹿の角を使っていました。
こんな風に触って、弥生時代の生活を疑似体験することができます。目が不自由な人でも楽しめる展示です。
クイズで楽しめる展示
展示室にある二次元バーコードを読み取ると「弥生クイズ」に参加できます!
子どもから大人まで、楽しみながら弥生時代のことを知ることができます(*'▽')
唯一無二の「弥生の美」
重要文化財を間近でみることができる「重要文化財棟」。
出土品の保存状態が非常に良いので、当時の高いデザイン性も楽しめます。展示のテーマは「弥生の美」です!
中でも一級品といわれているものがこちら。
上、中央、下にそれぞれ三角形の模様が施されています。大きさや角度がきっちり揃っていて、弥生人たちの技術の高さが分かります。機能性を保ちつつ、見た目も美しいように作られていたのですね~。
イラストや音声ガイドを使ってどなたでも楽しめる展示になっています。
およそ2000年もの間、土の中にあったとは思えない美しい出土品がみなさまをお待ちしております。
弥生時代の生活を楽しみながら知ることができる「青谷かみじち史跡公園」。
春休みにぜひ訪れてみてはいかがでしょうか🌸