鮮やかなブルーが印象的‼東三好橋【とくしまの橋】
- 2024年03月27日
徳島県内の橋のある風景を描く
シリーズ「とくしまの橋」。
今回は三好市三野町から東みよし町に架かる「東三好橋」です。
【基本情報】
完成:1970年
橋長:374m
架橋地点:三好市三野町芝生~三好郡東みよし町中圧(吉野川)
鮮やかなブルーのワーレントラス構造の橋
吉野川に架かる鮮やかなブルーが特徴の東三好橋。
JR徳島線江口駅の近くにあり、讃岐山脈の緑と橋のブルーのコントラストが美しいです。
建設当時は、2径間連続トラスと3径間連続トラスで構成されていましたが、弦材と呼ばれる横方向の部材を継ぎ目に取り付けたことで、全体が連続したトラスに見えるようになりました。
2006年には上流側に歩道橋を設置するため、新たに橋脚の上にアルファベットの「A」の形に似ている主塔を建て、PCケーブルにより橋桁を引き上げる構造を追加する改修工事が行われました。
これらの工事を経て、現在の5径間連続トラス橋に生まれ変わったのです。
時代とともに姿を変えてきた⁉
橋のある辺りは、古くは「こんぴら参り」の参拝客が行き交う宿場としてにぎわっていました。
藩政時代から「江口渡し」と呼ばれる渡船があり、その後1940年に浮橋の「興亜橋」、1955年に潜水橋、1970年に現在の橋が架橋されました。時代とともに姿を変えながら人々の生活を支えています。