徳島グルメ 未利用魚 アイゴを使ったフィッシュカツが産直市に
- 2023年06月05日
水揚げされても売り物として扱われず、市場にあまり出回らない魚、「未利用魚」。
この海の資源を地元の特産品として活用しようという動きが徳島で始まっています。
すごく弾力があっておいしいです。このフィッシュカツですけど、今まで利用されてこなかった魚を使って作られているんです。
このフィッシュカツに使われているのは、徳島県南部で多く見られる魚「アイゴ」です。
アイゴはひれに付いたとげに毒があり、独特の臭みもあることから、食用として市場にあまり出回りません。こうした水揚げされても売り物として扱われない魚たちを「未利用魚」といいます。
せっかくの海の資源をむだにせず
新たな特産品にできないか。
未利用魚を使った料理の試食会が開かれるなど、徳島県内でも取り組みが始まっています。
徳島市で開かれた産直市。未利用魚のアイゴを活用しようと県内の7つの飲食店が考案したメニューが販売されました。その評判は?
揚げたてのサクサク感がおいしい
なんか違う。弾力がある
毒もあって釣り人に嫌われてるけど使ってほしい
アイゴを使って、すり身にして天ぷらにしたんですけど、アイゴを消費するには一番手っ取り早い。アイゴを知ってもらう目的と、徳島のフィッシュカツをもっと食べてほしいっていう感じです。
フィッシュカツのほかにも、アイゴを使ったサンドイッチやキッシュ。それにカレーも。
これらアイゴを使った料理はインターネットでも販売される予定だということです。
スタジオで実食した感想は…?
まずは「アイゴのキッシュ」ですが。
上にアイゴのハムがのってるんですね。見た目じゃわからないですけど…。(食べて)まず、美味しいです! アイゴ…クセがない、臭みがないです! しっかりした触感でおいしかったです!
お次はアイゴを使ったリゾット。トマトベースで、身をつかわず、頭や骨を煮詰めてエキスを抽出し、活用しているとのことです。
いわれてみて初めて魚…魚介系の香りが口いっぱいに広がります…! どちらもおいしかったです。
せっかくの海の幸。徳島の新しい名物として、有効活用が期待されます。