NHKスペシャル

認知症800万人時代 認知症をくい止めろ
~ここまで来た!世界の最前線~

これまで認知症は、ひとたび発症すれば決してくい止めることのできない“宿命の病”とされ、いつできるとも知れぬ画期的新薬の登場に望みがかけられてきた。しかし今、世界各国の認知症対策の最前線では、全く違うアプローチに注目が集まっている。認知症とは何の関係も無いと思われていた“糖尿病”や“高血圧”などの既存薬を投与したところ、発症直後の患者の記憶力の低下がくい止められたという医学的な報告が相次いでいる。更に、症状が進行した患者でも、“脳の残存機能に働きかける介護法”で、症状を改善できることもわかってきた。最新の脳科学の知見を手がかりにしたこれらの方法を、認知症人口の爆発直前の今、広めることができれば、破綻も回避可能との見方も出始めている。番組では、日米欧のホットな対策の現場を緊急報告。スタジオではそれをもとに、認知症の進行度合いに応じて、私たち自身、そして日本の医療・介護の現場が、今すぐに出来ることは何かについて、徹底的に議論してゆく。

番組に関する情報を掲載しております。
NHK健康ホームページ