NHKスペシャル

マネー資本主義 第2回
“超金余り”はなぜ起きたのか?
~カリスマ指導者たちの誤算~

空前の規模で世界を襲った今回の金融危機。その原因は膨大なマネーが世界に溢れ、無謀な投資を可能にしたことだとされる。この「超・金余り」をもたらしたと今、厳しく批判されているのがアメリカの政策だ。グリーンスパン前FRB議長(連邦準備制度理事会 中央銀行総裁に相当)や、ルービン元財務長官らカリスマ的指導者を擁し、世界の金融界をリードし続けたアメリカの金融当局。彼らの政策の何が問題だったのか?それはどのように決定されたのか?政府中枢の意志決定の過程を、関係者の証言で検証する。 また、今回はドキュメンタリー部分に加え、オリジナルドラマを交えて番組は進行する。西岡徳馬さん、富田靖子さん、金子貴俊さんらが出演、大金を拾った主婦が巻き起こす事件のドラマと、世界の金余りの謎を解き明かすリポートが絡み合いながら、このたびの金融危機と日本人との意外な関わりを明らかにしていく。