芸術の秋。皆さんもアートに触れてみませんか?
埼玉県東松山市には、32体の彫刻が約1kmに渡って並ぶ野外彫刻ギャラリーがあります。このギャラリーの周辺を会場に、地域アーティストによる作品展示、ワークショップやコンサートなどが楽しめる「ひがしまつやまアートフェスタ」というイベントが開催されます。
10月16日、首都圏ネットワークの「おかえり天気」では野外彫刻ギャラリーと、アートイベントについて紹介しました。
「高坂彫刻プロムナード」は東武東上線 高坂駅(埼玉県東松山市)の西口から約1キロメートルの通りにある野外彫刻ギャラリーで、1986年の高坂駅西口区画整理事業をきっかけに、まちづくりの一つのシンボルとして設置されました。彫刻は1986年に2体、1987年に14体、1989年に11体、1994年に5体が設置され、現在では32体が並びます。
作品は、すべて東松山市にゆかりのある彫刻家・高田博厚(1900-1987)さんがつくったものです。
高田さんは戦前から戦後にかけてフランスで新聞記者をしながら創作活動を行い、戦後日本でも活躍した異色の経歴を持つ彫刻家です。
高坂彫刻プロムナードの周辺を会場にしたアートイベントが今月22日(日)に開催されます。彫刻作品だけでなく、地域アーティストによる作品展示やワークショップ、そしてコンサートなどを楽しむことができます。
※雨天時は東松山市民文化センターでワークショップとコンサートが開催されます
「おかえり天気」中継には、イベントを主催する東松山市教育委員会の吉澤勲教育長に来ていただきました。
このイベントはなぜ開催されることになったのでしょうか。
東松山市の芸術のシンボルともいえる、高坂彫刻プロムナードをたくさんの人に知ってもらうためにイベントの開催を決めました。
こちらは『マハトマ・ガンジー』の彫刻です。高田さんはガンジーに実際に会ったこともあるそうです。
そしてこちらは『新渡戸稲造』の彫刻です。以前の5千円札のイメージも強いのではないでしょうか。
イベントでは高坂彫刻プロムナードにある芸術作品を知ってもらおうと、クイズラリーなども行われます。
実際に来ていただいて、本物の彫像を見て、アート体験をして、多くの人に楽しんでいただきたいです。
今回のおかえり天気は、10月23日の午後7時までNHKプラスでお楽しみいただけます。